渓流ルアー、始めてみたいけど…どうしたら良いの?
そんな思いを抱えている人は意外と多いのではないでしょうか?
装備が高そう?難しそう?更には…なんとなく敷居が高い?
実は管理人も数ヶ月前まで、まさにそんな不安を感じていました。
2024年6月に渓流ルアーを始めたばかり、釣行回数わずか6回でこのブログを作り出した管理人のYです。
このブログは、そんな初心者の自分が「渓流ルアーの入門書」を目指して情報を発信する場所。
無理なく楽しく始められる方法を実体験を基に紹介し、読者の皆さんと渓流ルアーを長く楽しみたいと思っています。
冒頭の子は当ブログのキャラクター、山川涼葉(やまかわすずは)ちゃんです
陰キャが渓流ルアーにハマるまで
魚好き釣り好きの原点
子供の頃から魚が好きな少年で、近所の川に魚を掬いに連れてってもらったことがきっかけでのめり込むことになりました。
海無し県で生まれ育ったためか、海水魚にはあまり興味が無く…淡水魚大好き人間です。
子供の頃にはバス釣りブームもあり、気付いた時にはバス釣りを始め近所の池に入り浸っていたものです。
でも近所の池では1回も釣れたことがないけどね。
よく懲りずに何年も通ったわね…
ですが本当に好きだったのはヤマメやイワナなどの渓魚達。
夏休み明けなどに友達が「じぃちゃんち行ってヤマメ釣りしてきた!」なんて話を、いつも羨ましく思っていたものです。
ただ、自転車で行ける範囲はヤマメやイワナの生息域ではなく、親が釣りに興味が無かったために山に連れて行ってもらったこともありません。
転機?初めて行った管理釣り場で感じた違和感
2024年よりずっと前から「再び釣りを始めたいなぁ…」という思いはあったものの、色々とあってなかなか踏み出せず。
更には子供の頃にやっていたブラックバスは…今はどこかタブー視されていると言いますか…取り巻く環境があまりよろしくない。
今は子供の頃とは違い車やバイクという移動手段もあるため、子供の頃にできなかったヤマメやイワナを釣ってみたいという思いもあったのですが…。
渓流ってなんか敷居高くない?
バス釣りみたいな気楽さが全くなくて、本気組しかいないと言うか…
次に考えたのが管理釣り場でのニジマス釣りですが…これまた渓流ほどではないにしろ敷居が高い…。
決してそんな人ばかりではないのでしょうが、管釣りと言ったら目を三角にしてカウンター片手に釣りまくってる人が…。
釣り場のスタッフと常連が仲良く、なんとなくグループができていて余所者を受け入れないイメージ…。
更には常連が謎のマイルールを押し付けてきた…なんて話をネットで見てしまうと…。
もちろんそれは極々一部の話なのでしょうし、家族向けの緩そうな管釣りもありますが…ビビりな自分にはいざ一人で行こうという勇気が出ませんでした。
右も左もわからない初心者だから…なんか変なことやっちゃって、怖い常連に怒られた日には立ち直れねぇよ…
そんなことを思っていたら、幸運にも当時同じ会社で働いていた人が管理釣り場に連れて行ってくれることに!
実際に行ってみると、初めて行った管釣りは特に怖いことはありませんでした。
周囲でもトラブルは無く、誰も大きな声で怒鳴る人もおらず、休憩所でデカい顔して睨みを効かせている常連…なんてのもどうやら全て自分の妄想だったようです。
ちなみに釣果の方ですが…確かあの時は2時間券だったと思いますが…0です。
もう一度言いますがゼロです。
初心者には甘くなかったぜ…
1匹も釣れなかったの?
お友達は?
一緒に行った人は管理釣り場で開催している大会で優勝したこともあるらしく、この日もしっかり2匹ほど釣っていましたがね…。
周囲を見渡しても釣れているようには見えず…水もマッディだったこともあり魚の姿も見えず…。
確かにそんなに簡単に釣れたら面白くないとは思いますが…決して安くない金額払ってボウズというのはやはり堪えます。
いやまぁ初めての管釣りだし自分がボウズなのはまぁ仕方ないとしても、周囲でもほとんど釣れていないというのが気になりましたね。
ただそれよりも気になったのが人の多さ…。
一般的なポンド型のエリアでしたが、池を1周グルっと人、人、人。
隣の人との距離があまりないだけに、みんながみんな池の中央に向かって真っすぐ投げている状態でした。
斜めに投げれば隣の人とオマツリしてしまうような…そんな状態なんです。
ずっと「釣りしたいなぁ」って思っていただけに、決して楽しくなかったわけではないのですが…家に帰ってからも違和感と言うかモヤモヤ感が消えず。
そしてふと気づいたのです。
あ、俺…単に魚が釣れれば良いわけじゃないんだ…
じゃあ何を求めてたのかしら?
自分が釣りに求めていたものとは?
釣りに行っているわけですから、当然魚が釣りたいのは間違いありません。
たくさん釣れた方が嬉しいし、大きなサイズの魚が釣れれば嬉しい。
ですが、自分が釣りに求めていたのは「魚が釣れること」だけでは無かったようです。
魚が釣りたいのはもちろんですが、自然の景色や水の音に癒され、非日常の世界への冒険を味わいたいのです。
自然の要素すらない人工物の池で、周囲を知らない人に囲まれて…なんとなく気を使いながら釣りをする…。
それは自分が求めていたものでは無かったのです。
これは管釣りを否定するものではありません。
単に自分には合わなかった…という話です。
だからお願い怒らないで((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
これは自分の性格も大問題ではありまして…無駄に気い使いなので、必要以上に周囲に迷惑をかけないように気を使ってしまいます。
「誰もお前の事なんて見てないよ」とよく言われますが、無駄に気を張って疲れてしんどくなってしまうんですね…。
知らない人はもちろん、知っている人でも気心の知れた人が数人という状況じゃないと疲れてしまうという…非常にめんどくさい性格をしています。
そういえば子供の頃にやっていたバス釣りの時も、多くても仲の良い友達と3,4人でした。
思い返すと1人で釣りに行く方が多かったくらいだな
子供の頃からぼっちだったのね…
そう、人と関わるのが苦手な陰キャは1人になりたくて釣りに行くのです。
そして緑豊かな自然や、水の音を聞いて日々のストレスフルな日常から解放されたいのです!
そこに大好きな魚も絡められるのが釣りという遊びなんですね。
コミュ障な陰キャは渓魚に癒しを求めたかったのです!
それに気づいてしまったので渓流ルアー始めました!
初めての渓流には最高の瞬間が待っていた
右も左もわからなかった準備期間
6月上旬の晴れた日に人生で初めての渓流釣りに行きました。
事前にネットで行けそうな範囲のポイント情報を探すも…釣れるポイントなんてものは公開されておらず…。
漁協のホームページや先人のブログ、更にはGoogle Mapで良さそうな川、降りられそうなポイントを探す日々。
渓流解禁から既に3ヶ月…やっと「ヤマメがいる!」と確信した川についに行ってみることにしてみました。
山奥ということでGoogle Mapのストリートビューも途中までしかなく、駐車場所を探して狭い林道を彷徨うのも嫌だったのでバイクで行くことに。
自分はバイクも趣味にしており、現在は125ccのオフロードに乗っているため林道散策は経験があります。
その経験上、バイクなら他の通行者の邪魔にならないように置ける場所が必ずあるものです。
林道ツーリングと渓流釣りと、一粒で二度美味しい!
渓流の洗礼?まさかの落水
1時間半ほどかけて渓流に向かうと、ついにGoogle Mapのストリートビューが無くなる地点に。
ここから先は道も狭くなり、更に進むと舗装路から砂利道に変わります。
とは言えど、林業のトラックなども通るようで…踏み固められた土は走りやすい状態でした。
ちょっと物足りないくらいの林道走行をしばらく楽しむと、行き止まりとなる車止め地点に。
林業関係者の邪魔にならないところにバイクを停め、逸る心を落ち着かせつつタックルを準備。
ライディングブーツから長靴に履き替えて、いざ川に降りていきます。
渓流は釣り上がるのがマナー…と聞いていましたが、入渓地点の少し下に良さそうなポイントが…。
誰もいなそうだし…数十mくらいなら下流に降りても良いだろうか?
足場は無く川の中を少し歩くことになりそうですが、長靴を履いているとは言え長さは膝下程度。
なるべく浅そうな、石の上を選んで足を伸ばしたのですが…わずか3歩目で足を滑らせ落水。
水深は腰までも無いレベルだったため、危険は無く怪我もしませんでしたが…着いて早々に長靴の中まで水浸し…。
早くも渓流の洗礼と言うか…「靴のソールはフェルト!」というものを身をもって体験することになりました。
濡れたコケはマジでヤバい!釣り具よりも装備にお金かけるのがおすすめ
折れかけた心
こうしていきなり下半身水浸しになったわけですが、1時間半かけて渓流に来て3歩で帰るわけにはいかない!
天気も良く、6月上旬の山にしては暖かい日だったので…濡れたままでも大丈夫だろうし。
気を取り直して釣りを再開するも…これが想像以上の難しさ。
- 流れが複雑で、ルアーを引ける距離がほとんど無い
- 偏光グラスはしていたものの…日向と日陰の明暗差でラインが見えない
- ルアーが軽くて小さいので、キャスティングも落下点の把握も難しい
- 流れが速いと、ルアーの現在地もわからない
こんな感じで散々な結果に…。
家帰ってから速攻で「渓流で見える色のライン」調べたよ。クリアはマジで見えない
四苦八苦しながら釣り上がっていくわけですが、初っ端から落水しているだけに安全第一に。
滑る足下と水深の深さに注意しながら慎重に川を登っていき、時には川を離れて岩を超える選択を。
貧弱な装備に、日々の運動不足で鈍った身体…開始から1時間弱で早くも疲労で心が折れかけています。
その1時間でヒットはおろかアタリすらなく、更には魚影の確認もできません。
子供時代のバス釣りで、全く釣れないのに池に通い詰めた思い出が脳裏に浮かびます。
ヤマメなんておらんのや…。いや日本に魚なんておらんのや…
それはさすがに言い過ぎでしょ…
震えた心 運命の一匹との出会い
折れかけた心…いやヒビが入って今にも砕け散りそうな心をチョコレートで補修しながら進みます(甘いものって元気出るよね)
今日は「ヤマメを1匹釣るまで帰れま10」です。
有名バラエティー番組のパクリじゃないの…
そうなんだけど…冗談ではなく「1匹釣れるまで帰るわけにはいかない」という謎の使命感…いや意地のようなものがありました。
「坊主逃れ」「最強ルアー」「釣れすぎて封印」「最終兵器」とか、挙句の果てには「もはや餌」なんて言われるスピナーを使っているのに釣れないだなんて…やっぱりここには魚いないんじゃ…?
釣り上がっているということは…バイクを置いたところまで帰らなくてはいけないわけで、帰り道の体力や時間も考えなくてはいけません。
「そろそろ引き返そうか」「いやいやもう少しだけ粘ろうか」というせめぎ合いに揺れながら釣り上がっていると、ついにその瞬間がやってきました!
ガツン!という手ごたえと共に震えるロッド。
喜びで飛び上がりそうになった心を「まだ!釣り上げてから」と落ち着かせつつ、「バレるな…バレるなよ」と願いながら寄せていきます。
もはや「お願いだからバレないでください。ホントお願いします」って気分でした
願いが通じたのか…バレることなく無事に寄せてネットイン。
生涯で初めて釣り上げたヤマメは18cmほどの美しい魚体でした。
文章にすると気持ち悪いですが…本当に「なんて美しいんだ…」と息を飲んだことを思い出します。
弱らせないように注意しながら写真を撮影し、釣れてくれたことに感謝しながらリリース。
あまりの嬉しさに、奥さんに写真を送ろうとして…初めてここが圏外であることに気付きました。
バイクまで戻ると微弱ながらも電波がきており、速攻で奥さんに写真を送りつけます。
懐かしの「電波を探してスマホを上に掲げて振る」という動作が功を奏したか、微弱な電波状況ながらもLINEは無事に送信されていきました。
今の人たちには通じない?ケータイの時にはよくやったよね?
…私には何のことだかわからないわ
その後の成長とシーズンを終えて
初釣行から禁漁までの約4ヶ月で、計6回の釣行を行いました。
このルーキーイヤーでの成果はこんな感じ。
- ヤマメ:20cm程度
- イワナ:32cm(尺上!)
- 最多釣果:1日5匹
- ハンドメイドルアーで釣果を上げる
4回目の釣行ではイワナも釣ることができました。
特に狙っていたわけではないものの、ルアーへのアタックの仕方がいつもと違い「もしやイワナ?」と思ったらやはりイワナでした。
しかも人生初のイワナが尺上という…
もしや…もってるんじゃ?
調子に乗りたくなる気持ちはわかるわね
あ、あと話には聞いていましたが…イワナって立つんですよ。
もちろん立ち上がるわけじゃないですが、地面に腹を付けてヒレで歩くんですよね。
ヤマメは横向きのまま跳ねることしかできないのですが、イワナはまるでヘビのように身体をくねらせて歩いていきます。
すぐに縦になるので写真撮影が難しかった…
更に、5回目の釣行では自作のハンドメイドミノーでチビヤマメを釣り上げました。
念願のミノーでの釣果を上げ、これで渓流ルアー御三家のスプーン、スピナー、ミノーを制覇!
この5回目の釣行では5匹と過去最大数のヤマメを釣ったのですが、苦労して自分で作ったハンドメイドルアーで釣れた1番小さいヤマメが1番嬉しかったです。
このブログを始める理由
溢れる情報の海で溺れる人へ
自分が渓流ルアーを始めようと思った時、ネット上で情報を得ようと少し調べてみるも…
初心者がいきなり2万円もするロッドなんて買えるか!
ウェーダーが3万?フィッシングベストが1万?
諸々全部揃えたら10万円コースじゃないか
「初心者」とか「安い」とか「コスパ」とかを検索キーワードに入れても、出てくる情報はこんなんばかり。
更には「渓流ロッド おすすめ12選!」とか…。
読んだけどさぁ…結局どれ買えば良いの?
これとそれと何が違うの?
メーカーの説明文そのまま書いてあるだけで…何の役にも立たなくない?
そもそもおすすめが12個もあるっておかしいだろうよ…
例えばランニングを始めようと思って、いきなり何万もするランニングシューズ買って、更には何万もするスポーツウェア買って…って普通しないですよね?
まずは今持っている運動靴だったり、ジャージだったり…買うとしてもユニクロでドライTシャツ買ったりするくらい。
なのにネットで渓流ルアーの情報を得ようと思ったら、高額なランニングシューズを紹介する記事ばかりで…「今持っている運動靴でとりあえず走ってみようよ」なんて情報はないんです。
ブログで目指す2つのこと
このブログを通じて2つのことを目指したいと思っています。
1.初心者による初心者のための情報発信
・本当に必要な最低限の装備から始める方法
・失敗から学んだ具体的なアドバイス
・実釣体験を基にした渓流の魅力
などの渓流ルアーを始める最初の1歩と、序盤攻略のお手伝い
2.同じ趣味を持つ者同士の交流の場
・初心者同士の情報交換
・ベテランからのアドバイス
・役立つ情報の共有
などのブログを通じて緩く繋がれる人間関係の構築
もし過去に戻れることがあったなら、情報の海に溺れている当時の自分に「とりあえずこのサイト読め」と自信を持って言えるサイトを作りたいと思います。
過去の自分のように、渓流ルアーを始めてみたいけれども…敷居が高くて踏み出せない…なんて方の役に立ちたいです。
また、渓流釣りという性質上一人で釣りに行っている方も多いのではないでしょうか?
自分と同じように人付き合いの煩わしさを避けたかったり、一人になりたいがために釣りに行っている方も多いかと。
ですが、かと言って他人を拒絶しているわけではなく、共通の話題で盛り上がれる友人がいたらおもしろいだろうなぁ…なんて思っているのは自分だけではないハズ?
このブログを通じて、趣味で繋がる人間関係なんてのも出来たら嬉しいなと思っています。
そんな方達と一緒に、自分自身も成長して行ける場にしていきたいと思っています。
運営方針は”直接顔を合わせていても言えることを書く”ブログ
今後このサイトではアフィリエイト広告も使う予定ですが、以下の方針で運営していきます。
- 実際に使用した道具で、良かったものを紹介
- 「使ったことはないけど、こういう理由でおすすめできると思う」という正直な意見
- 「自分がその立場だったらこれを買う」という等身大のアドバイス
- 報酬ありきの安易な高額商品への誘導は絶対にしない
実際友人との会話だとそうですよね?
「これが良いらしいで?」とか、「俺だったらこれ買うかなぁ?」とか
変なこと言うと信用を失うものね
自分の友人が「なぁなぁ、俺も渓流ルアー始めてみたいんだけど…どうしたら良いん?」と聞いてきた際に答えることを書いていきたいです。
そんな嘘偽りのない、本当に役に立つ情報を発信していきたいと思います。
今後の目標
渓流ルアーマンとしての目標
・尺越えヤマメを釣る
・40cmオーバーのイワナを釣る
・つ抜けを達成する
・ハンドメイドルアーを増やしていく
ブログの目標
・初心者の疑問に寄り添える記事作り
・読者が気軽に交流できる場作り
・経験者の知恵を共有できる場作り
・渓流ルアーの魅力を発信する
管理人はこんなヤツ Q&A
Q:ヤマメ派?イワナ派?
A:見た目はヤマメ派。食べるのもヤマメ派。釣るのはどっちも!
Q:シマノ派?ダイワ派?
A:シマノ派。自分陰キャなんでダイワのリールは似合わない
Q:スピニング派?ベイト派?
A:スピニング派。でもベイトリールカッコいいよね。アンバサダーみたいな丸型が好き
Q:ロッドグリップは…コルク派?EVA派?
A:コルク派。カッコいい!子供のころからコルクグリップ一択
Q:キャッチ派?リリース派?
A:基本リリース派。時々食べるために最低限持ち帰る
Q:好きなルアーは?
A:スピナー。…釣れない自分の強い味方
Q:好きなメーカー、ブランドは?
A:うーん…アブガルシア?
Q:思い入れのある釣具は?
A:小学生の時に初めて買ったリョービのリール。あとはオイカワカラーのルアーが好きだった。どちらも今は手元に無く…取っておけば良かったと後悔
Q:最後に一言
A:一緒に渓流ルアーの世界を楽しみませんか?コメント欄やお問い合わせフォームから、皆さんの体験談や疑問点をお寄せください。
来シーズンの解禁が待ち遠しい!