
渓流ルアーを始めてみたいけど…どうしたら良いの?
渓流ルアー釣りを始めたいけど、何から準備すればいいか分からない…
そんな初心者の方も多いのではないでしょうか?
この記事では、初心者が最初に揃えるべき必須アイテムから、釣果アップのコツまで幅広くご紹介します。
道具の選び方やルアーの使い分け、さらには知っておくべきルールとマナーまで、渓流ルアー釣りの世界をくまなく解説。
これを読めば、あなたも自信を持って渓流に立てるはずです。

渓流ルアー釣りの世界へようこそ。
あなたの新しい冒険が、ここから始まる!
渓流ルアー初心者が最初に揃えるべき道具4選【絶対必要なもの】

渓流ルアー釣りを始めるには、4つの必須アイテムがあります。
これが無いと釣りができない…という、絶対に必要な物を最初に紹介しますよ。
渓流ルアー初心者が最初に揃えるべき道具は以下の4つです。
- 渓流ルアー用のロッド
- 渓流ルアー用のリール
- ライン
- ルアー
それぞれのアイテムについて、詳しく解説していきます。
渓流ルアー用のロッドの選び方


長さは4~6フィートくらい。
ULかLのスピニングリール用がおすすめかな?

4~6フィートって…61cmも違うじゃない!
どうしてそんなに違いがあるのよ?
渓流ルアー用のロッドは、長さ4〜6フィートのものが適しています。
長さは川の規模に応じて選ぶのがセオリーとなっており、源流域などの狭い渓流では4フィート台が好まれます。
逆に本流でサクラマスを狙う…なんて場合には7フィート以上が使われることも。
一般的な渓流では5.2~5.6フィートくらいが適切となりますが、自分が行きたいフィールドに合わせて選ぶのが基本となりますね。
- 源流域などの狭い渓流:4~5フィート
- 一般的な渓流:5.2~5.6フィート
- 本流:6~7フィート

よくわかんない…って人はとりあえず5.2フィートくらいを選んでおこう!
大丈夫!気付くとロッドは増えてるから、そのうちにしっくりくるのが見つかります。

(…ちょっと何言ってるかわからないわ)
とりあえず長さは5.2フィート前後ね。
長さ以外に気にするのはどんなところかしら?

長さ以外だと硬さが重要で、ULかLと書いてあるものがオススメ!
渓流用のルアーロッドの硬さはULクラスかLクラスを選ぶのが良いでしょう。
ULはウルトラライトの略で、Lはライトの略となり、ULの方がLよりも柔らかいロッド…ということになりますよ。
- UL:扱いやすく万能。ルアーの重さを乗せやすいのが特徴
- L:ミノーをキビキビ動かしやすいのが特徴

色々な説があるけど…スプーンやスピナーメインならULを。
ミノーをメインで使いたいならLを選ぶのが良いかも。

長さと硬さはわかったわ。
スピニング用とベイト用はどちらが良いの?

リールに合わせて選ぶので、初心者はとりあえずスピニング用を選んでおこう!
渓流でのベイトフィネスが流行っているけど…まずはスピニングから始める方が良いと思うよ。
改めてロッドの選び方をまとめると、初心者の方は以下のような特徴を持つロッドを選ぶのが良いと思います。
- 長さは行き先の川幅で選ぶ(悩んだら5.2フィートくらい)
- スプーンならUL、ミノーならL
- スピニングリール用
これらの特徴を持つロッドなら、初心者の最初の1本として間違いが無いと言えます。
何度も釣りに行くと、「自分が行くフィールドではもっとこういうロッドの方が良いかも?」という思いが出てきます。
そうしたら新しいロッドを検討することになりますが、上記の選び方で選べば1本目のロッドも絶対に無駄にはなりません。

ロッド選びについて、もっと詳しく知りたい方は下の記事も読んでみてください!
渓流ルアー用のリールの選び方


2000番のシャロースプールがおすすめ。
ギア比はお好みでOK!

最近はハイギアが良いって言うけど?
渓流ルアー釣りには、小型のスピニングリールが適しています。
具体的には1000〜2000番のサイズが使いやすく、初心者にもおすすめです。
しかし1000番は種類が少なかったり、糸巻量が少なかったりということもあり…個人的には2000番が良いと思いますよ。
更に言えば、2000番の中でもコンパクトボディを採用したタイプがおすすめです!

シマノで言うと「C2000」ってやつだね!
渓流では30mも投げることが無いので、シャロースプールと呼ばれる浅溝タイプを選ぶとラインが無駄になりません。
シマノでもダイワでもリールの番手の後ろに「S」と付いているのがシャロースプールを採用していますよ。
ギア比はお好みで…と書きましたが、最近はハイギアモデルが主流なのは事実です。
ハイギアの方が巻き取り速度が速いので、川の流れに押されてラインがたるみやすい渓流では有利と言えるでしょう。
しかしハイギアの方が巻き取りが重く感じられ、滑らかな巻き心地を好んでノーマルギアを使う方も。

ミノーがメインならハイギア。
だけどノーマルギアでも釣りにならない…なんてことは無いよ。
リール選びのポイントをまとめると以下の通りです。
- サイズは1000~2000番
- 個人的には2000番のコンパクトがおすすめ
- シャロースプールを採用したモデル
- ギア比はどちらでも良いがハイギアが主流
- 具体的にはシマノなら「C2000SHG」、ダイワなら「LT2000S-XH」という品番
メーカーは完全にお好みですが、シマノやダイワ、アブ・ガルシアなどの有名メーカー製品が間違いないです。

シマノもダイワもエントリーモデルは3,000円でお釣りがくるよ!
予算がない人もシマノかダイワを買っておこう!

リール選びをもっと詳しく知りたいって方は、下の記事もどうぞ。
適切なラインの太さと種類

ナイロンの4ポンドで、視認性が高い色を使うのがおすすめ!

最近はPEラインって聞いたけど?
それに色が付いてたら釣れなくない?
渓流ルアー釣りでは、ナイロンラインかPEラインを使用します。
初心者の方には扱いやすいナイロンラインがおすすめです。
現在は感度が高く強度が高いPEラインが主流となっていますが、リーダーが必要だったりとやや扱いが難しいものです。
他の釣り経験がある方は最初からPEラインもアリですが、初心者は扱いやすいナイロンラインから入る方がトラブルが少なく快適でしょう。
太さはナイロンラインなら4ポンドを基準に、大型のニジマスなどが放流されている場所などでは5ポンド程度を。
ナイロンラインは「ポンド」ではなく「号」で表示されている製品も多いです。
ポンドは重さ、号は太さであり…必ずしもイコールとは言えませんが「4ポンド=1号」と覚えておけば大丈夫です。
PEラインなら0.6~0.8号を基準に、5~8ポンドのフロロカーボンラインをリーダーに使います。
そして最も大事かもしれないのが、視認性の高い色を使うことです。
具体的にはピンク、グリーン、イエローなどが視認性に優れていると言われますよ。
魚とラインの色の関係は諸説あり色々な見解が聞かれますが…自分は「クリアでも魚には見えている」説を推しています。
どうせ見えているのならば、自分から見やすい視認性の高い色を使うことでルアーの位置を常に確認しながら釣りをした方が良い…と考えています。
カラーラインだから釣れない…ということはなく、むしろルアーの位置を正確に認識できることが釣果に繋がるのではないでしょうか?

と言うか…自分はクリアラインだと全く見えなくて釣りにならなかった…

そういえば早々に黄色に巻き替えていたわね…
ライン選びのポイントをまとめると以下の通りです。
- 初心者はナイロンラインがおすすめ
- ナイロンラインなら4ポンド前後
- PEラインなら0.6〜0.8号に、フロロの5~8ポンドをリーダーに
- 色は視認性重視で選ぶ
ラインは消耗品でもあるのでとりあえずナイロンラインを買って、使っていて不満点が出てきたら買い替えるのが良いでしょう。
初心者におすすめの最強ルアー

種類としてはミノー、スプーン、スピナーの3種類があればOK!

3種類もどう使い分けるのかしら?
渓流ルアー釣りで使用する主なルアーは、ミノー、スプーン、スピナーの3種類です。
他にもメタルジグやバイブレーション、スピンテールなどもありますが…初心者の方はこれら3種類を揃えておけば大丈夫です。
それぞれのルアーの特徴は以下の通りです。
- ミノー:オールラウンドに使える万能なヤツ
- スプーン:重さを活かした深場攻略が得意
- スピナー:浅瀬が得意で、巻くだけで釣れる凄いヤツ
これらのルアーを用意しておくと、様々な状況に対応できます。
またカラーバリエーションも複数あると、魚の反応を見ながら使い分けられますよ。

一口にミノー…と言っても色々ありますのでもう少しだけ詳しく紹介します。
ミノー

これ1つで多彩な攻め方ができるオールラウンダーです。
フローティング、サスペンド、シンキング、ヘビーシンキングなどがありますが、沈むシンキングか速く沈むヘビーシンキングが主流になっています。
フローティングやサスペンドも有効なシーンがありますが、最初に揃えるルアーとしてはシンキングかヘビーシンキングが良いでしょう。
- 4~6cm
- 3~5g
- シンキング or ヘビーシンキング

操作が必要なので「釣った感」が大きいのが魅力!
お値段が高めなので…ロストが怖い…
スプーン

淵や堰堤下のプールなどの攻略に効果的です。
エリアトラウトでは主流のルアーですが、渓流では最近はミノーに押され気味か?
エリアと言えば、渓流ではエリア用とは違いゴールドやシルバーの入ったものがおすすめです。
またエリア用よりも重い物を使うことが多いですね。
- 3~5g
- 全体もしくは、表か裏にゴールドorシルバーの入ったもの

同じ重さならミノーよりも遠くに飛ばせるのも特徴!
そして…何より安い!
スピナー

浮き上がりやすいので浅瀬狙いに最適。
アピール力が抜群で、タダ巻きで簡単に釣れるのも魅力です。
インラインタイプとクレビスタイプがありますが、どちらかと言えばインラインタイプが主流でしょうか?
インラインタイプは着水直後からブレードが回りやすく、距離が短い場合などに有効。
クレビスタイプはアピール力が高く、ゆっくり巻いてもブレードがしっかり回るのが特徴です。
構造上、糸ヨレしやすいので…ボディが回転しにくい設計のものや、スイベルが付いたタイプを選ぶのが良いでしょう。
- 3~5g
- 糸ヨレ防止のスイベルが付いたタイプ

あんまり人気はないみたいだけど…正直めちゃくちゃ釣れるルアーです。
ボウズ逃れにタックルボックスに入れておいてください!
色に関して
色に関しては一般的に、シルバー系が水がクリアな時や晴天時に有効とされています。
ゴールド系は水が濁り気味な時や、曇天時などの光量が少ない時に有効とされています。
しかしセオリー通りにいかないことも多いですし、渓流では色はあまり関係ない…と言う方もいます。
個人的には金か銀が使われており、その上で視認性の高いカラーが良いと思っています。
特にミノーはロッドアクションを多用するため、チャートバックなどの派手な色が見やすいですね。
- シルバー系:水がクリアな時や晴天時
- ゴールド系:濁っている時や曇天時
- 自分が見やすい色がおすすめ
渓流ルアー初心者が最初に揃えるべき道具6選【無いとツライ】

渓流ルアー釣りを快適に楽しむためには、必須アイテム以外にも必要な道具があります。
無くても釣りはできるものの…ほぼ必須レベルですので、ここまではあった方が良いと思ってください。
渓流ルアー初心者が揃えると便利な道具は以下の6つです。
- ウェーダー
- 偏光グラス
- フィッシングベストまたはバッグ
- ランディングネット
- スナップ
- ラインカッター
それぞれの道具について、詳しく解説していきます。
ウェーダーの選び方とウェットウェーディングに関して
ウェーダーの選び方

チェストハイのソックスタイプ。
シューズのソールはフェルトで!

結論はわかったわ。
理由も教えてくれるかしら?
ウェーダーは、川に入って釣りをするために必要な防水性の高い装備です。
選び方として、長さと足元の構造の2つの面から考える必要がありますよ。
まずは長さに関しては下記の3パターンがあります。
- チェストハイ:胸まで
- ウエストハイ:腰まで
- ヒップ:股下まで
渓流ルアーでは、チェストハイかウエストハイを選ぶことになりますが…最初の1つならば汎用性の高いチェストハイがおすすめです。
足元の構造は次の2パターンとなっています。
- ブーツフット:シューズまで一体構造
- ソックス(ストッキング)タイプ:別途シューズが必要
ブーツフットタイプはシューズまで一体のため、脱ぎ履きがしやすいのが特徴です。
対してソックスタイプは別途シューズを合わせるため、歩きやすいのが特徴です。
お値段はソックスタイプの方がトータルで高くなりますが…渓流ルアーは歩く釣りのためソックスタイプをおすすめします。
靴底は主に下記の3タイプが存在します。
- フェルト:川の中を歩きやすい
- ラバー:山の中や石の上を歩きやすい
- フェルトスパイク:両者の中間
最初の1足としては川の中で滑りにくい、フェルトソールをおすすめします。
ウェーダー選びのポイントは以下の通りです。
- 長さはチェストハイが汎用性が高い
- 歩く釣りのためソックスタイプがおすすめ
- シューズはフェルトソールを選ぶ
ウェットウェーディングに関して
ウェットウェーディングは夏の渓流釣りに適したスタイルです。
ウェーダーの代わりに速乾性のタイツなどを履き、その上にゲーターを着用。
ネオプレン製のソックスにウェーディングシューズを組み合わせ、濡れることを前提としたスタイルがウェットウェーディングです。
夏は渓流と言えども非常に暑いため、ウェーダーでは暑くて蒸れて不快に…。
更にはウェーダーよりも動きやすいのも魅力です。
解禁直後や終盤の涼しい時期にはウェーダー、夏の時期にはウェットウェーディングと使い分けると良いですね。
ウェットシューズを使いまわせるので、そういった意味でもウェーダーはソックスタイプがおすすめです。

ナイロンのウェーダーは蒸れる…。
かと言ってゴアテックスなどの透湿防水素材のウェーダーは高い…。
しかもウェーダーは消耗品だから、夏はウェットスタイルにしてしまうのがおすすめ。
【ほぼ必須級】偏光グラスについて

偏光グラスはタックルの一部!

またわけわかんないこと言ってるわ…
偏光グラスは水面の反射を抑え、水中の様子を見やすくするアイテムです。
魚の居場所や川底の状況を確認しやすくなるため、ほぼ必須のアイテムと言えます。
メガネユーザーには、愛用しているメガネの上から使えるクリップオンタイプも存在します。
レンズカラーに関しては、下記の3色が定番となっていますよ。
- グレー系:迷ったらコレ。自然な色合いのまま眩しさを軽減
- ブラウン系:コントラストが強調され、ラインが見やすい
- グリーン系:明るさ重視。曇天時や木の陰が多い時に
また目の保護にもなるので、安全面でも重要なアイテムです。
安全面という意味では、川底の様子も見やすいため渡渉時の危険性も減らせます。
フィッシングベストとバッグの違い
フィッシングベストとバッグは、釣り道具を収納するためのアイテムです。
どちらを選ぶかは個人の好みによりますが、それぞれに特徴があります。
フィッシングベストとバッグの特徴は以下の通りです。
- フィッシングベスト:道具の出し入れがしやすい、両手が自由に使える
- バッグ:収納量が多い、肩や背中への負担が少ない
これらの特徴を考慮して、自分に合ったものを選びましょう。
渓流ルアーは歩く釣りですので、移動時に邪魔にならないものがおすすめです。
ランディングネット

ランディングネットは、魚を安全かつ確実に取り込むための道具です。
キャッチ&リリース派の方でも、釣った魚の写真を綺麗に撮るために持っていると便利ですよ。
大きさは25~30cmを基本に、携帯性に優れたタイプがおすすめです。
ネットは紛失防止のために、マグネットリリーサーやコードを取り付けて使用します。
ネットの素材や枠の素材は色々とありますが、好みと予算で選べば良いでしょう。

管釣り用とは違い、柄の短いタイプが使いやすいです
【ルアー交換を簡単に】スナップの選び方

スナップは、ルアーを簡単に交換するためのアイテムです。
ラインの先端に取り付けることで、ルアーの交換が素早くできるようになります。
スナップ選びのポイントは以下の通りです。
- サイズは00〜0番
- 強度が高いもの
- 開閉がスムーズなもの
サイズは0番を基本に考えて、小さいミノーなどに00番を使う感じでしょうか。
強度に関しては渓流魚相手ですと壊される…ということはないですが、安物だと開閉を繰り返すうちに壊れてしまう(壊してしまう)ことが多い印象です。
強度や開閉のスムーズさは使ってみないとわからない部分もありますので、まずはサイズだけ気にして購入してみてください。
【100均でも可】ラインカッター

ラインカッターは、ラインを切るための道具です。
ルアーの結び直しや、絡まったラインを切る際に必要になります。
ラインカッター選びのポイントは以下の通りです。
- 小型で携帯しやすいもの
- 刃の切れ味が良いもの
- 錆びにくい素材のもの
ハサミを使うよりも便利ですので、小型のラインカッターを1つタックルボックスに入れておくことをおすすめします。
100円均一ショップのものでも十分ですので、初心者の方は100均にいくのもアリです。

ってか釣り具メーカーのラインカッター高いんよ。
長く使うには良いんだろうけど…無くすしね。
渓流ルアー釣りのポイント攻略法


ポイントは主に流れ込み、淵、瀬、堰堤、落ち込みの5パターン!

何かしらの変化のあるところがポイントってことね。
渓流ルアー釣りでは、川の流れや変化を読んで釣りをすることが重要です。
ポイントを見極めることで、効率よく魚を釣ることができるでしょう。
渓流ルアー釣りの主なポイントは以下の5つです。
- 流れ込み
- 淵
- 瀬
- 堰堤
- 落ち込み
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
流れ込みを攻める

流れ込みは、水が合流する場所のことです。
良い画像がなかったので…上記写真はどちらかと言えば落ち込みに近い合流部となっています。
他の川との合流や、沢の流入など規模に差はあれど…基本的には全て狙うべきポイントです。
基本的に活性が高い魚が入りやすいので、ルアーはどんなものでもOKなことが多いです。

特に暑い時期は好ポイントになりやすい印象があります!
淵を攻める

淵は、川底が深くなっている場所のことです。
上記画像はあまり良い写真じゃないのですが…中央辺りの水面が平らに見える付近が急に深くなります。
水深が何m以上…ということよりも、周囲に対して明らかに深くなっていることが重要ですね。
大型の魚が潜んでいることが多く、狙い目のポイントです。
特に解禁直後はまだまだ寒く、魚の活性も低いため淵に集まりやすい傾向があります。
また淵では魚が警戒している場合が多いので、静かに接近することが大切です。

わかりやすいポイントだからか…比較的スレている印象も…
瀬を攻める

瀬は、川が石の隙間を縫うように流れている場所のことです。
流れが速く白泡が立つような荒瀬、流れの速い早瀬、水深の浅いチャラ瀬、平坦な平瀬、流れの緩いトロ瀬、小さい落差のある段々瀬など…様々な種類があります。
種類によって攻め方は色々とありますが、共通しているのはちょっとした変化のあるところを狙うこと。
瀬に入っている魚は捕食モードのことが多く、暖かくなってからは好ポイントとなります。

流れが速いからか、躊躇せずに食いついてくる印象です。
堰堤を攻める

堰堤は、川の流れを堰き止めるために作られた構造物のことです。
堰堤の下には深みができやすく、魚が集まりやすいポイントです。
堰堤を撮影した画像がなかったので…堰堤下のプールで釣り上げた尺イワナの写真です。
魚の遡上を妨げる魚止めになっていることも多いので、このように大型魚が狙えることも多いですね。
わかりやすいポイントなので即狙いがちですが、大きなプール状になっている場合は丁寧に周囲から狙う方が良いでしょう。

人気河川だと大抵先行者が粘っているポイントでもあります。
落ち込みを攻める

落ち込みは、水の落差がある場所のことです。
滝のような大きなものから、小さなものが並んでいるところまで様々なパターンがあります。
ある意味では堰堤も落ち込みと言えるかもしれませんね。
白泡を立てながら水が流れているため酸素供給量が多く、餌も豊富な好ポイントと言えるでしょう。
特に泡の中に潜んでいる魚は周囲から見えにくいため、警戒心が低くなっていて1投目からヒットすることも!

泡の中だけでなく左右にできる巻き返しと呼ばれる、水が戻る場所もチェック!
初心者が注意すべき渓流釣りのマナー4箇条

渓流ならではのマナーとか、暗黙のルールってあるのかしら?

初心者が知っておくべきことは4つかな。
渓流釣りを楽しむ上で、マナーを守ることは非常に重要です。
初心者の方は特に気をつけて、周囲の人や環境に配慮しながら釣りを楽しみましょう。
初心者が注意すべき渓流釣りのマナーは以下の4つです。
- ほとんどの川で遊漁券が必要
- 先行者優先が鉄則
- 上流に釣り上がるのが基本
- 漁協のルールや規制を把握する
それぞれのマナーについて、詳しく解説していきます。
ほとんどの川で遊漁券が必要
渓流釣りを楽しむためには、多くの場合遊漁券が必要です。
遊漁券は、その川で釣りをする権利を得るためのものです。
遊漁券の購入に関するポイントは以下の通りです。
- 釣り場の近くにある釣具店やコンビニで購入できる
- アプリで購入可能な漁協もある
- 現場で監視員から買うこともできるが、割高に設定されていることが多い
- 1日券や年間券など、様々な種類がある
これらの点に注意して、必ず遊漁券を購入してから釣りを始めましょう。
遊漁券による収益は、川の管理や魚の増殖活動に使われています。
現場で監視員に合わないことも多いですが、必ず遊漁券は購入しましょう。
遊漁券が必要かどうか、どこの漁協の管轄かを調べるには「河川名 遊漁券」で検索するのが簡単です。

ですが…漁協のホームページってわかりにくいものが多い…。
なので近くの釣り具屋さんで情報を得るのもアリですね!
先行者優先が鉄則
渓流釣りでは、先に釣りを始めている人を優先することが基本的なマナーです。
渓流は先行者の有無で大きく釣果が変わるため、先行者を追い越してしまうのはマナー違反となっています。
とは言え距離のある川では釣り上がる距離にも限界があるので、相応の距離を空けて上流に入るのはOKとされることも多いようです。
しかしながら勝手な判断で上流に入るのではなく、先行者に「どこまで釣り上がる予定なのか」「どの辺りからなら入って良いか」を相談するのがマナーと言えるでしょう。
また下流側から先行者に追いついてしまった場合も、距離を詰め過ぎないのも大事です。
先行者優先に関するマナーをまとめると下記の通りです。
- 先行者の上流側に入らない
- 先行者との距離を詰め過ぎない
- 可能なら声をかけて要相談
これらのマナーを守ることで、お互いに気持ちよく釣りを楽しむことができます。
また、譲り合いの精神を持って接することで良好な釣り場の雰囲気が保たれます。

狭い支流などでは、先行者がいた場合は諦めて他の川に行くことも必要です。
上流に釣り上がるのが基本
渓流釣りでは、基本的に下流から上流に向かって釣り上がっていきます。
これは、魚は頭を上流に向けて定位しているため、魚を驚かさずに効率よく釣るためのテクニックです。
上流に釣り上がる際の注意点は以下の通りです。
- 水しぶきを立てないようにゆっくり移動する
- 岸からの影が水面に映らないよう注意する
- 魚の視界は想像よりも広いと心得る
これらの点に注意して釣り上がることで、魚を驚かさずに釣ることができます。
漁協のルールや規制を把握する
各河川には、その地域の漁業協同組合(漁協)が定めたルールや規制があります。
これらのルールを守ることは、渓流釣りを楽しむ上で非常に重要です。
漁協のルールや規制に関する注意点は以下の通りです。
- 禁漁区や禁漁期間を確認する
- 釣れる魚、持ち帰れる魚の大きさや匹数の制限を把握する
- 使用できるルアーの種類や釣り方の制限を確認する
これらのルールや規制を事前に確認し、しっかりと守ることが大切です。

ルールは漁協によって異なることもあるので、ホームページなどで確認!
渓流ルアー釣り Q&A
渓流ルアー釣りでありがちな質問をまとめてみました。
渓流ルアーで最強のルアーは?
主流はシンキングミノーですが、最強と言えるのはスピナーだと思っています。
「釣れすぎて封印」とか「最終兵器」などと言う人もおり、挙句の果てには「もはや餌」とまで言う人もいるレベルです。
使い方もタダ巻きが基本ですので、初心者はお守りとして持っていくことをおすすめします。
渓流釣りの暗黙のルールは?
下流から上流に釣り上がることと、先行者を追い越さないの2点でしょう。
特に後者はトラブルになる原因のNo.1と言って良いかもしれません。
バス釣りなどではあまり聞かない、渓流ならではのルールとも言えるので…悪気なく先行者の上流に入ってしまう渓流初心者もいるようです。
渓流で使うルアーの重さは?
ルアーは主にミノー、スプーン、スピナーの3種類です。
どれも3~5g程度、5cm前後が基本と言えるでしょう。
ヤマメやイワナに効く色は?
ヤマメはヤマメカラー、いわゆるパーマークのあるものが効果的と言われています。
イワナはブラック&ゴールドが効果的と言われています。
しかしルアーのカラーは関係ないという声もあり、カラーよりも投げるポイントが重要と言われることが多いですね。
個人的にはカラーによる違いはあると考えていますが、それ以上にポイントが大事…という説を重視しています。
「ここは絶対にいるハズ」という場所以外では、頻繁なカラーチェンジでその場所に固執せずに次のポイントを探った方が良いかと。
ルアーの種類や色うんぬんよりも、「このルアーは釣れる!」と信じて投げることが大事だと思っています。
フックはシングルorトレブル どちらが良い?
シングルフックの特徴は下記の通りです。
- 貫通力が高い
- 根掛かりしにくい
- 魚へのダメージが少ない
- ネットなどに絡まりにくい
トレブルフックの特徴は下記の通りです。
- ショートバイトも拾いやすい
- フッキング率が高い
- 複数刺さればバラしにくい
どちらが良い…と言うよりは、特徴を考慮して好みの方を使う…という形になります。
自分は魚へのダメージの少なさと、根掛かりの少なさを優先してシングルフックを使っています。
ただし元々トレブルフックが付いていたルアーをシングルフックに変更すると、重量バランスが変わりメーカーの狙い通りの動きをしなくなるケースがあります。