
地図を開くと川はいくらでもあるけど、ヤマメやイワナがいる地域ならどこへ行ってもいいの?
そもそも里川・源流・本流って、どこからどこまでなのかもよく分からないわ。

自分なら最初は、魚がいると分かっていて、安全に入って出られる里川を探します。
ただ「里川だから初心者向き」と決まっているわけではないので、川の呼び方より実際の環境を見る方が大事です。
渓流ルアーを始めると、道具の次に迷うのが「どの川へ行けばいいのか」です。
里川・源流・本流にはそれぞれ雰囲気の違いがありますが、全国共通の境界線があるわけではなく、名前だけで釣りやすさや安全性まで決まるものでもありません。
この記事では呼び方の違いを最初に押さえたうえで、自分が実際に川を探すときに見ていること、本流で苦戦した経験、Googleマップの使い方までまとめます。
- 里川・源流・本流の違いと、川の呼び方の考え方
- 初心者の川選びで自分が里川をすすめる理由
- 川幅・キャスト距離・障害物からロッドを考える方法
- Googleマップで候補を絞るときに見るポイント
- 淵・瀬・落ち込み・流れ込みの基本と、釣行前のルール確認
里川・源流・本流とは?違いを簡単に比較
まず前提として、里川・源流・本流は釣り場をイメージするには便利な言葉ですが、この記事では厳密な行政区分として使いません。
自分が川を選ぶときの感覚も含めて、ざっくり違いを並べると次のようになります。
| 呼び方 | この記事でのイメージ | 川の規模 | 自分が最初に見ること |
|---|---|---|---|
| 里川 | 道路や人の生活圏に近い川 | 小規模とは限らない | 魚の有無、入退渓、周囲の状況 |
| 源流 | 山間部の上流側、林道の先へ入るような川 | 狭くなりやすい | アクセス、退渓路、天候、安全 |
| 本流 | 支流より川幅・水量が大きい釣り場 | 広くなりやすい | ポイントの絞りやすさ、必要な飛距離 |

里川とは|道路沿い・生活圏を流れる川
自分が「里川」と聞いて思い浮かべるのは、道路沿いを流れ、民家や田畑など人の生活が近くにある川です。
小さな支流を里川と呼ぶことは多いものの、川幅の数字だけで決まる言葉ではなく、大きめの川でも生活圏を流れる区間なら里川らしい雰囲気はあります。
そのため、この記事でも「○m以下なら里川」のような線引きはしません。

じゃあ、民家が見えた瞬間から里川になるわけではないのね。

自分もそこまできっちり分けていませんし、釣り場を考えるための呼び方くらいに捉えています。
源流とは|林道の先にある山間部の川
源流は川の最上流側にあたり、釣りでは山の中へ入り、林道や徒歩で上流へ詰めていくような場所を指すことが多いです。
上流へ行くほど川幅や水量が小さくなりやすく、頭上の木や大岩でキャストできる範囲も狭くなります。
自分の感覚では、生活道路が林道へ変わり、人の気配が薄くなってくると「源流へ来たな」と感じます。
ただし山奥へ入るほど良い釣り場になるとは限らず、アクセスと安全の負担は大きくなりやすいです。

源流って聞くと一番きれいで、一番釣れそうな場所に思えてしまうわ。

その雰囲気が好きなのは自分も同じですが、行ける場所と無理して行く場所は分けた方がいいです。
本流とは|川幅と水量が大きい河川
釣りでいう本流は、支流や渓流域より川幅と水量が大きく、広い流れを狙うフィールドという意味で使われることが多いです。
河川行政では「本流」より国土交通省が説明する「本川(幹川)」「支川」という用語が使われ、本川は流量・長さ・流域の大きさなどから重要と考えられる河川を指します。
この記事でいう本流は、あくまで渓流釣りのフィールドとして使われる意味です。
自分の場合は、民家がすぐ横に並ぶ小さな流れというより、川幅が広がって護岸や河川敷まで含めて大きな川になった場所を見ると「本流っぽい」と感じます。

「本流」って正式な河川の分類名だと思っていたわ。

釣りでいう「本流」と、河川管理で使われる言葉は分けて見た方が混乱しません。
清流・渓流・沢はどう違う?川の呼び方に明確な決まりはない
川には里川・源流・本流のほか、清流、渓流、沢、支流などいろいろな呼び方があります。
このうち「支川」のように河川管理上の意味がある言葉もあれば、釣りや日常会話では地形や水のきれいさ、川の規模を感覚的に表している言葉もあります。
たとえば「清流」は水がきれいな川という意味で使われるため、上流・下流の位置そのものを示す言葉ではありません。
名前を正確に分類することより、実際の川幅、水量、周囲の地形、道路との距離を見た方が釣行計画には役立ちます。

検索していると同じ川が「渓流」だったり「沢」だったりして、どれが正しいのか迷うのよね。

そこは名前を当てるゲームにしなくて大丈夫で、釣りに行くなら現地がどんな川なのかの方を見ます。
初心者の川選びなら自分は里川をおすすめする
初心者が最初にどこへ行くか聞かれたら、自分は里川を第一候補にします。
ただし理由は「里川という名前だから簡単」ではなく、魚がいる川だと確認したうえで、安全に入って戻れる場所を選びやすいからです。
大事なのは「里川」という名前ではなく安全に釣れること
最初に確認したいのは、その川に狙う魚がいるか、釣ってよい場所か、そして無理なく入退渓できるかです。
里川でも魚がいなければ釣りになりませんし、護岸が高くて降りられない場所や、私有地を通らなければ入れない場所もあります。
「里川を探す」より、「魚がいて、ルール上問題なく、安全に入って戻れる川を探す」が先です。

近くて小さい川を見つけたら、とりあえず入ってみればいいわけじゃないのね。

自分も地図で良さそうに見えた川を現地で諦めることはあるので、入れないならそこで終わりでいいと思っています。
道路や生活圏が近いことは大きなメリット
自分が里川をすすめる大きな理由は、道路や人の生活圏が近いことです。
山奥に比べて戻る場所が分かりやすく、釣行途中でやめたいと思ったときにも撤退しやすいのは、初心者にはかなり大きな差だと思います。
コンビニや民家が近いこと自体が安全を保証するわけではありませんが、自分は「人の生活からどれだけ離れるか」を川選びの一つの基準にしています。

釣れそうな雰囲気より、帰りやすさを先に見るのはちょっと意外かも。

釣れなければ次に行けますが、帰れない場所へ入る方が自分は嫌です。
熊などのリスクを考えても無理に山奥へ行く必要はない
源流へ入ると自然は濃くなりますが、それと一緒に熊など野生動物への警戒や、怪我をしたときに助けを求めにくい問題も大きくなります。
環境省もクマに関する注意情報を公開しているため、山へ入る前には地域の出没情報を確認しておく方がいいでしょう。
もちろん里川や生活圏の近くなら熊が出ないという意味ではなく、自分は最初から人の気配がほとんどない山奥を選ぶ必要はないと考えています。

渓流って、山奥へ行くほど本格的で格好いい感じもするけど…。

自分も源流は好きですが、本格的に見えることと、今そこへ行く必要があるかは別です。
里川・源流・本流で実際に何が違う?
同じ渓流ルアーでも、川が変わると「どこに投げるか」以前に、移動や入退渓、必要なキャスト距離までかなり変わります。
ここは一般的な優劣ではなく、自分が実際に釣って感じている違いで見ていきます。
里川|入りやすく最初の1本を狙いやすい
里川は道路から川の様子を確認できる場所が多く、自分にとっては初めての川でも候補を絞りやすいです。
小規模な川なら岩、落ち込み、流れのヨレなど狙う場所も目で追いやすく、一本ずつポイントを打ちながら釣り上がれます。
ただし人が入りやすい川は先行者と重なることもあるので、アクセスが良い=魚が簡単に釣れる、ではありません。

入りやすい川なら、その分ほかの釣り人も入りやすいものね。

そうなんですけど、自分はまず川へ入れて、どこを投げるか考えられる方が最初は遊びやすいと思っています。
源流|自然は濃いがアクセスと安全管理が難しくなる
源流へ行くと川幅が狭くなり、目の前の小さな落ち込みや岩陰をテンポよく打てるのが面白いです。
一方で林道の状態、退渓できる場所、天候、熊など、釣り以外に考えることは里川より増えます。
自分は源流へ行くことも多いですが、釣り場へ着くまでを含めて一つの釣行だと思って準備します。

川が小さくなるなら釣り自体は簡単になるのかと思ったけど、別の難しさが増えるのね。

ルアーを投げる前の方が面倒な日もありますし、それ込みで好きな人向けの場所だと思います。
本流|今でも自分はポイントを絞るのが難しい
本流は今でも自分が苦手なフィールドです。
最初に本流へ行ったときは、広すぎてどこへ投げればいいのか分からず、3時間ほどほとんど何もないまま終わりました。
偏光グラスを掛けていても距離があると水中の障害物まで読み切れず、見えないところへ投げて根掛かりすることもあります。
経験を積めば見えるものは増えると思いますが、少なくとも今の自分なら、初めて渓流ルアーをする人へ最初の川として本流を強くすすめることはありません。

3時間ほぼ何もないと、魚がいないのか自分が外しているのかも分からなくなりそう…。

まさにそれで、自分は小さい川の方が「次はあそこ」と考えやすいです。
ロッドは川の種類より川幅で選ぶ
源流用、里川用、本流用と名前で分けたくなりますが、自分は実際の川幅とキャストできる空間を先に見ます。
同じ里川でも開けた場所と木が被る場所では使いやすい長さが変わるため、フィールド名だけでロッドを決めない方が実釣に合います。
狭い源流なら4ft台、広い本流なら7〜8ftが目安
大まかな傾向として、狭い源流では4ft台の短いロッド、広い本流では7〜8ftほどの長いロッドが候補になります。
ただしこれは「源流なら4ft、本流なら8ft」という固定ルールではなく、川が広くなるほど遠くへ届かせやすい長さが欲しくなり、狭くなるほど取り回しの良さが効いてくるという話です。
自分は4ftのトラッタストリーム403Lを小渓流で使っていますが、今のところ自分が入る最も狭い場所でも4ftより短いロッドが必要だと感じたことはありません。
ロッド自体の選び方は渓流ルアーロッドの選び方で詳しくまとめています。

短ければ短いほど源流向き、というわけでもないのね。

少なくとも今の自分が入る川では、4ftで足りています。
川幅だけでなくキャスト距離や障害物も考える
ロッド長を決めるときは、川幅に加えて実際にどこまで投げたいか、頭上や後方に枝があるかも見ます。
川幅が少し広くても手前のポイントを狙うなら長いロッドが必須とは限らず、逆に川幅が狭くても対岸のボサ際へ正確に送り込みたい場面では長さが助けになることがあります。
自分は川の名前より「ここで振れるか」「届かせたい場所まで届くか」で考える方がしっくりきます。

地図で「里川だから5ft」みたいに決めて持っていくのは早いのね。

現地の木の張り出し方までは川の名前から分からないので、最後は実際の空間を見ます。
Googleマップで釣りに行く川を探す方法
自分は初めて行く川を探すとき、今でもGoogleマップ、航空写真、ストリートビューを使います。
ただし画面上で「ここは釣れる」と決めるためではなく、現地で確認する候補をいくつか作っておくためです。

まず川の雰囲気と入渓できそうな場所を見る
最初に見るのは、川の太さ、道路との距離、周囲が山なのか生活圏なのかといった大まかな雰囲気です。
そのうえで橋や道路から川へ近づけそうな場所を探しますが、地図上で道や空き地に見えても、そこが駐車可能・通行可能・入渓可能とは限りません。
自分は一か所に決め打ちせず、現地でダメだったときに移れるよう候補を複数持っておきます。
自分は原付二種で川を移動することもありますが、車体が小さいからといって路肩や私有地へ自由に停めてよいわけではないので、駐車できる場所かどうかは別に確認します。

地図で良さそうに見えた場所へ行って、降りられなかったらがっかりしそう。

それは普通にあるので、自分は最初から第二候補、第三候補まで作っておく方です。
ストリートビューで道路側から確認する
道路沿いの里川では、ストリートビューで橋の上や川沿いの道路から見える範囲を確認できることがあります。
川幅、護岸の高さ、周囲の木、道路との高低差などは航空写真だけより分かりやすく、候補を外す材料としても便利です。
ただし画像の撮影時期が古ければ、工事や草木の成長で現地が変わっていることもあるため、画面で見えた状態を現在の安全や通行可否の保証にはしません。

良い場所を当てるだけじゃなくて、「ここは無理そう」を先に消すのにも使えるのね。

自分はその使い方の方が多くて、現地へ行って全部ゼロから探すよりかなり楽です。
源流は航空写真でも分からないことが多い
源流へ入るほどストリートビューがなくなり、航空写真でも木に覆われて川そのものが見えない場所が増えます。
林道らしき線や沢の位置は追えても、路面の荒れ方、通行止め、川へ降りられるかまでは画面だけで分からないことがあります。
自分も地図を見ながら「この沢、どこまで入れるんだろう」と考える時間は好きですが、最後は現地で無理なら引き返す前提です。

地図を拡大すれば何でも分かると思っていたけど、山は木しか見えないことも多いのね。

本当に緑しか見えないこともあるので、源流ほどGoogleマップを過信しないようにしています。
川に着いたらどこへ投げる?基本のポイント
行く川を決めても、現地に着くと今度は「どこへ投げるか」で迷います。
ここでは川選びの記事から外れない範囲で、最初に見つけやすい4つだけ押さえます。

淵
淵は周囲より水深があり、流れが緩くなる部分を含む場所です。
小さな川でも見た目で分かりやすく、自分も見つけるとまず投げたくなるポイントですが、深い場所へ不用意に立ち込まないよう注意します。

深いところを見ると、つい真ん中へ投げたくなるわ。

自分も同じですが、手前や入口側に魚がいる可能性もあるので、近づく前から投げます。
瀬
瀬は水深が比較的浅く、流れが速く見える区間です。
一面を同じように見るより、石の前後、少し深くなった筋、流れが緩む境目など変化がある場所を探すと狙いを作りやすくなります。

浅く見えると、魚はいないと思って飛ばしてしまいそう。

浅く見えても、自分は瀬の中のちょっとした変化にも投げます。
落ち込み
落ち込みは段差を越えた水が下へ落ち、下流側に深みや流れの変化ができる場所です。
見た目でポイントを見つけやすく、自分も優先して投げる場所ですが、泡の直下だけでなく脇の緩い流れや少し下流まで見ます。

ここはいかにも魚がいそうで、初心者でも見つけやすいわね。

分かりやすい分、先行者も投げていると思って、反応がなければ自分は長く粘りすぎません。
流れ込み・合流点
支流や小さな流れが合わさる場所では、水量や流速、水温などが変化することがあり、ルアーを通す候補になります。
ただ「合流点だから必ず魚がいる」と決めつけず、実際に流れの境目や深さの変化があるかを現地で見ます。
Googleマップでも合流点は見つけやすいので、自分は事前に気になる場所として目を付けることがあります。

地図で見つけた合流点が、そのまま一級ポイントとは限らないのね。

現地へ行ったら水がほとんど無い支流だった、みたいなこともあるので最後は川を見て決めます。
川を選ぶ前に遊漁規則と安全面も確認する
地図で良さそうな川を見つけても、そのまま釣りを始める前に遊漁規則と現地の安全を確認します。
水産庁の内水面の遊漁に関する制度でも、河川や湖沼によって遊漁規則、禁止期間、禁止区域などが異なるため、漁協や都道府県の水産担当部局へ確認するよう案内されています。
遊漁券が必要か、狙う魚種を釣ってよい時期か、禁漁区ではないかを川ごとに確認し、地図上で行けそうに見えることを釣ってよい根拠にはしません。
遊漁券の確認方法は遊漁券はどこで買う?コンビニ・アプリ・釣具店の違いと確認方法で詳しくまとめています。
天候や増水も川ごとに条件が変わるため、入渓前だけでなく釣っている途中も水位や濁りの変化を見ます。
雨後の判断は渓流ルアーは雨の後いつ行ける?増水・濁りの見方と釣れる条件でまとめています。
自分は釣れそうかどうかより、無理なく戻れるか分からない場所へ入らないことを優先しています。
まとめ|初心者なら安全に入れる里川から始めればいい
里川・源流・本流は釣り場を考えるには便利な呼び方ですが、名前だけで釣りやすさや難易度が決まるわけではありません。
初心者の最初の川なら、自分は「魚がいる」「ルール上釣れる」「安全に入って戻れる」を確認したうえで、道路や生活圏に近い里川を第一候補にします。
源流は自然の濃さと小さなポイントを打つ面白さがある一方、アクセスと安全管理の負担が増え、本流は広さゆえに今の自分でもポイントを絞るのが難しいです。
Googleマップは釣れる場所を決める道具ではなく、川の雰囲気や道路との距離を見ながら候補を複数作るために使い、現地で無理なら別の川へ移れば十分です。
川の名前より、実際に目の前にある川を見て選べるようになる方が、次の一投にも次の釣行にも役立つと思います。



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