
ねぇ、ルアーもロッドも揃ったけど……いきなり川に入って釣りをしていいの?

渓流釣りには「遊漁券」という川の入山許可証みたいなものが必要なんです。
これを知らずに釣りをすると、最悪「密漁」になっちゃうから注意が必要だよ。

み、密漁!?
穏やかじゃないわね…。

今はスマホ一つでサクッと買える方法もあるから、遊漁券の購入も簡単!
堂々と川に立つために、まずは基本を押さえていきましょう。
渓流ルアーフィッシングの世界へ一歩踏み出すとき、誰もが最初にぶつかる壁が「遊漁券(釣り券)」のルールです。
「どこで買えばいいの?」「買わなかったらどうなるの?」と、不安になりますよね。
○○漁協というのもたくさんあって、なんとなく複雑でよくわからない…というのが壁の理由ではないでしょうか?
しかし、一度ルールを理解してしまえば何も怖いことはありません。
遊漁券は、私たちが大好きな川の環境を守るための大切な協力金なんです。
この記事では、2026年現在の最新情報をもとに、初心者が絶対に知っておくべき遊漁券の買い方と現場での処世術を徹底解説します。
- 遊漁券の仕組みと料金相場
- スマホやコンビニで簡単に買える3つのルート
- 現場で迷わないための境界線の見極め方と掲示のコツ
【2026年版】渓流釣りの遊漁券の買い方と、初心者が知るべき3つの基本
まずは、「そもそも遊漁券とは何なのか」「いくら払ってどんな券を買えばいいのか」という基本の仕組みから解説します。
ここを知らずに現場に行くと、思わぬ損をしてしまうことがあるんです。
遊漁券って何?渓流釣りに本当に必要な理由
日本の多くの河川は、地元の「漁業協同組合(漁協)」によって管理されています。
水産庁のガイドラインにも定められている通り、漁協は川の清掃を行ったり、魚の卵や稚魚を放流したりして、魚が釣れる環境を維持してくれています。
つまり、遊漁券の代金は「川をきれいに保ち、魚を増やすための協力金」なんです。
私たちがルアーで美しいヤマメやイワナに出会えるのは、この活動のおかげと言っても過言ではありません。

ただの入場料じゃなくて、魚を育てるためのお金だったのね。
それなら気持ちよく払えるわ!

管理する人がいるから釣りができるって側面があるよ。
漁協が無くなると、最悪その川は釣り禁止になることも…。
「日釣券」か「年券」か?選び方と料金相場
遊漁券には大きく分けて「日釣券(ひづりけん)」と「年券(ねんけん)」の2種類があります。
| 種類 | 有効期間 | 料金相場 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| 日釣券 | 購入したその日1日のみ | 1,000円〜2,000円 | 初めて行く川、年に数回しか行かない川 |
| 年券 | そのシーズンの解禁日から禁漁日まで | 5,000円〜10,000円 | ホームグラウンドとして何度も通う川 |
初めて行く川なら、まずは日釣券を買うのが基本です。
大体5〜6回以上同じ川に通うなら、年券を買ったほうがお得になります。
ちょっと厄介なのは「川ごと」ではなく「漁協ごと」で釣り券が有効になるということ。
そのため○○漁協管轄の範囲なら、△△川も□□川も同じ釣り券でOKなんです。
日釣券で複数の川をハシゴする…なんてことも可能です。

なるほど!最初は日釣券で様子を見て、気に入った川が見つかったら来年は年券を買えばいいのね。

その通りだよ。
ちなみに、中学生以下は無料だったり、女性や身体障害者手帳を持っている方は半額になる漁協も多いから、購入前に確認してみてね。
ヤマメ・イワナ狙いなら何の券?対象魚種による違い
遊漁券を買うとき、もう一つ気をつけなければいけないのが「対象魚種」です。
多くの漁協では、釣る魚の種類によって料金を変えています。
- 渓流魚(ヤマメ・イワナ・アマゴ):専用の券が必要。アユ券よりは安く、雑魚券よりは高い。
- アユ:一番料金が高い。渓流魚を含めて全魚種釣れる「全魚種券」として販売されることが多い。
- 雑魚(ウグイ、オイカワ、カワムツなど):一番安い券。
私たち渓流ルアーアングラーが買うべきは、原則として「渓流魚(ヤマメ・イワナ)」が対象に含まれている券です。
間違って「雑魚券」を買ってヤマメを釣ってしまうとルール違反になるので、購入画面や看板でしっかり確認しましょう。
漁協によっては川の上流部に入るには「渓流魚券」じゃないとダメ、というところもあります。

対象の魚によって値段が違うのね。
チャビング(カワムツ釣り)の時は雑魚券でいいってこと?

そうだね、チャビングだけなら数百円の雑魚券で遊べる川も多いんだ。
狙うターゲットに合わせて賢く買おうね。

雑魚券でヤマメが釣れちゃったら…どうしたら良いのかしら?

場所によってはそういうことも起こりうるよね。
基本的には対象魚以外が釣れてしまった場合は、その場でリリースすればOKです。
どの川に行けばいいか迷っているなら、まずはこちらをチェックしてみてください。
初心者向けのフィールドを詳しく解説しています。
→渓流ルアー釣り初心者が選ぶべき川とは?【里川・源流・本流の違い】
知らないと損!「現場料金(割増料金)」の仕組み
初心者が一番やりがちな失敗が、「川に着いてから、監視員さんが来たら払えばいいや」と思ってしまうことです。
事前に券を買わずに川で釣りを始めてしまい、見回りに来た監視員さんから直接券を買うことを「現場売り」と呼びます。
この場合、ほとんどの漁協で通常の料金に1,000円〜2,000円の「現場付加金(割増料金)」が上乗せされます。
1,500円の券が、現場で買うと3,000円になってしまうことも珍しくありません。
「知らなかった」では済まされないルールなので、必ず川に入る前に購入しておくのが鉄則です。

えっ!倍近く取られちゃうこともあるの!?
それは絶対に事前に買っておかないともったいないわ!

実際のところは、遊漁券を買わずに釣りをしようとした罰則みたいな部分もあるかな。
「監視員に会わなかったら払わなかったでしょ?」って。
どこで買える?遊漁券の3つの購入ルートを徹底解説
では、具体的にどこで遊漁券を買えばいいのでしょうか。
現在、主に3つの購入ルートがあります。
自分のスタイルに合った方法を選んでください。
①コンビニで買う方法(セブン・ファミマ・ローソン等)
原付二種での早朝の移動中など、一番手軽なのがコンビニのマルチコピー機を利用する方法です。
JTBレジャーチケットのシステム等を利用して、24時間いつでも発券できる川が増えています。
- コンビニの端末で「チケット」→「レジャーチケット」を選択
- キーワード検索で「〇〇川」または「漁協名」を入力
- 券種(日釣・年券、魚種)を選んで発券
- レジでお金を払い、印刷されたチケットを受け取る
注意点として、すべての川の券がコンビニで買えるわけではありません。
行きたい川がコンビニ発券に対応しているか、事前に調べておく必要があります。

道中のコンビニでおにぎりを買うついでに買えちゃうのは、すごく便利ね!

早朝で釣具屋さんがまだ開いていない時間帯ってことが多いから、コンビニが一番の味方になるよ。
②スマホアプリで買う方法(FISHPASS・つりチケの使い方)
2026年現在、最も普及していておすすめなのが、スマホアプリやオンラインで購入する方法です。
代表的なサービスとしてFISHPASS(フィッシュパス)やつりチケがあります。
- メリット:川の目の前でも電波があればその場で買える。紙の券をなくす心配がない。
- デメリット:スマホの充電が切れると証明できなくなる。電波の届かない源流域では買えない。
アプリでクレジットカード等で決済すると、画面上に電子チケットが表示されます。
監視員さんに声をかけられたら、そのスマホ画面を見せるだけでOKです。
(FISHPASSの場合は、GPS機能で監視員さんの端末にあなたの情報が通知されるので、声をかけられることすら減ります)

すごい! 今はスマホ一つで完結しちゃうのね。
紙が濡れたり破れたりする心配がないのは助かるわ。

山奥で電波が入らないと決済できないから、家を出る前か、町にいるうちに買っておくのが鉄則だよ。
日付指定で買えるので、前日のうちに家で買っておくのも良いかもね。
③釣具屋・漁協の窓口・地元の商店で買う方法
もっとも伝統的で、実は一番「有益な情報」が手に入るのがこの方法です。
川の近くにある個人経営の釣具屋さんや、「遊漁券取扱所」というのぼり旗が出ている商店、ガソリンスタンドなどで買うことができます。
最大の特徴は、券を買うついでに「今はどの辺で釣れているか」「昨日の雨で川の濁りはどうか」といった、ネットには載っていないリアルタイムな一次情報を教えてもらえることです。
自分の実体験でも、タバコ屋さんのおばちゃんに教えてもらったポイントでいいヤマメが出たことが何度もあります。

地元の人とのコミュニケーションも、渓流釣りの醍醐味の一つね!

特に初めて行く川では、挨拶がてら地元の商店で買ってみるのをおすすめするよ。
思わぬ有益情報をもらえることも、全くダメダメなこともあって面白いよ。
【実録】現場で迷わない!初心者のための「遊漁券」処世術
買い方がわかったら、最後は「現場での立ち回り」です。
違反者にならないための注意点や、買った券をどう身につけるかなど、実戦で役立つ知識をまとめました。
もし遊漁券を買わずに釣りをしたら?(罰則とリスク)
「少しだけならバレないだろう」という甘い考えは、渓流では通用しません。
遊漁券を買わずに釣りをすることは、明確な「漁業権の侵害(密漁)」となります。
現場で監視員さんに声をかけられ、その場で現場料金を払って解決すればまだ良い方ですが、悪質な場合は警察に通報され、数十万円以下の罰金が科せられる可能性もあります。
何より逃げ隠れしながらする釣りほどつまらないものはありません。
堂々とルアーを投げるための、安い投資だと考えましょう。
他にも知っておきたい渓流のマナーとルールはこちらの記事をどうぞ!

絶対にルールは守るわ!
楽しく遊ぶための基本中の基本ね。

ルールを守ってこそ、本当の自然との知恵比べが楽しめるからね。
勇気を出して扉を開けよう!地元の商店で買う時のコツと「聞くべきこと」
初めて入る地元の商店。
少し緊張するかもしれませんが、コツは「初心者であること」を素直に伝えることです。
「おはようございます。〇〇川でルアー釣りをしたいんですが、日釣券をお願いします」と伝えれば、大抵は優しく対応してくれます。
そして、券を受け取る時に必ず「最近、どの辺りまで魚が上がってますか?」「ルアーで入りやすい区間はありますか?」と聞いてみてください。
これが、ネットにはない最強の武器になります。

恥ずかしがらずに聞くのが、釣果への近道ってことね!

特に地元の釣り具屋さんは、良いポイントを教えてくれたりしますよ。
ここから先は別料金?「漁協の境界線」を見極める現場の知恵
川を釣り上がっていくと、途中で別の漁協の管轄エリアに入ってしまうことがあります。
これをまたいでしまうと、持っている券が無効になり、密漁扱いになってしまいます。
これを防ぐためには、川沿いにある看板に注目してください。
「ここから〇〇漁協管内」といった看板や、橋の欄干に書かれた境界線を見落とさないことが重要です。
また、FISHPASS等のアプリを使えば、GPSマップ上で境界線がはっきりとわかるので安心です。
現場でよくあるトラブルなどはこちらの記事にまとめました。
→渓流ルアー釣りでよくあるトラブル5選|初心者が陥りやすい原因と対処法

同じ川でもエリアが分かれていることがあるのね。
周りの景色もよく見ておくわ!

この辺りは漁協のホームページなどで、事前にしっかりと確認しておくのがおすすめ!
【原二旅流】遊漁券をなくさない・濡らさないための管理術
紙で発券した遊漁券は、「監視員さんから見えやすい場所」に掲示するのがルールです。
ポケットに入れたままだと、いちいち声をかけられて釣りのリズムが崩れてしまいます。
そこで絶対に用意しておきたいのが「チケットホルダー(遊漁券入れ)」です。
帽子やベストの背中、あるいはバッグに安全ピンやカラビナで留めておきます。
特にバイクで移動を繰り返す場合、風で飛ばされたり、急な雨で濡れて文字が消えてしまったりするのを防ぐため、防水性の高いクリアケースに入れるのが実体験に基づく強いおすすめスタイルです。
▼あと千円ケチって現場でトラブルに泣く前に、防水ホルダーで券をしっかり守ろう

ホルダーに入れて目立つところにつけておけば、監視員さんにも一目でわかってもらえるわね!

年券の場合は最初からケースに入っていたり、腕に巻けるようになっていたりします。
しかし、日釣券の場合はホルダーがあると便利ですよ。
ルールを守って、堂々と渓流ルアーを楽しもう
遊漁券の仕組みや買い方、現場でのルールについて解説してきました。
最初は少し手間に感じるかもしれませんが、遊漁券を買うことは川への感謝であり、未来の釣り場を守る大切な行動です。
スマホアプリやコンビニを活用すれば、誰でも簡単に、今日からでもルールを守った釣りが始められます。
準備ができたら、次はいよいよ道具を揃えるステップです。
お気に入りのロッドとルアーを持って、美しい川の景色の中で、あなただけの最高の一匹に出会いにいきましょう!
ルアーの選び方はこちらの記事でまとめています。










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