
渓流ルアー始めてみたけど、全然釣れないわ。

「釣れない原因」について解説していきます!
渓流ルアー釣りに通い始めたけれど、「全然釣れない」「何が悪いのか分からない」と感じていませんか?
魚の反応がないまま時間だけが過ぎていくと、どうしても不安になりますよね。
実は渓流ルアー釣りには、初心者がつまずきやすい“釣れない原因”がいくつかあります。
魚がいないのではなく、ちょっとしたポイントのズレが釣果に直結していることが多いのです。
この記事では初心者が陥りやすい「釣れない理由」と、それを解決するための見直しポイントを5つに分けて解説していきます。
釣果アップのヒントを見つけたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
渓流ルアー釣りで「釣れない」と感じる理由とは?
渓流ルアー釣りを始めてみたものの、思うように魚が釣れずに戸惑う人も多いのではないでしょうか。
魚が確実にいるはずの川でも反応がないと、不安になってしまいますよね。
ここでは、そんな「釣れない」と感じやすい典型的なシチュエーションをいくつか紹介します。
初心者が陥りがちな「釣れないループ」
釣れない日が続くと、どんどん自信を失ってしまいがちです。
キャストしても反応がなく、ルアーを変えても効果がない…。
そのうち「そもそも魚がいないのでは?」と感じてしまうかもしれません。
しかし実際には、“釣れない原因”がはっきり存在する場合がほとんど。
まずは原因を正しく理解し、1つずつ見直していくことが大切です。

投げないと絶対に釣れないので、どれだけ自信を持って投げ続けられるかが大事です。
原因を追究したら、あとは投げ続けるのみ!

自信を持つためにも、原因の追究が大切ね。
「魚がいない」のではなく“釣れない理由”がある
渓流には、思っている以上に魚がいます。
ただし、魚はとても繊細で臆病な生き物。
少しの気配や違和感にも敏感に反応し、姿を隠してしまいます。
釣れないのは「魚がいないから」ではなく、「魚が釣れない状況を作ってしまっている」ことが多いのです。

もちろん…全く魚がいないってケースもあり得ます。

でも、釣れない状況を作ってしまっている…ことの方が多いってことね。
釣れない原因①:ポイント選びが間違っている
渓流では魚が「いる場所」にルアーを届けなければ釣ることはできません。
何となく川に向かってキャストしているだけでは、運が良くない限り反応は得られないでしょう。
では、どのような場所に魚が潜んでいるのでしょうか?
魚の居場所を知らずにキャストしていない?
渓流魚はどこにでもいるわけではありません。
流れの中でも、「エサが流れてくる場所」「体力を消耗しにくい場所」「外敵から身を隠せる場所」など、条件の良い“ポイント”に潜んでいます。
岩陰、流れのヨレ、落ち込みの直下、流れの反転流などが代表的な好ポイントです。
闇雲に投げ続けるのではなく、「ここに魚がいそうだ」と思える場所を選んでキャストしてみましょう。

と言っても初心者のうちはポイントもよくわからないもの…。
なんとなくでも、「他と流れが違う場所」を狙うと確率が上がりますよ。

流れが違う場所はポイントである可能性が高いってことね。
朝夕の時間帯、日陰や巻きの位置も重要
魚の活性が高くなる時間帯は主に朝夕の“マズメ時”。
また、直射日光が強い日中は魚が日陰や深場に移動していることもあります。
釣りを始める時間や日照条件によって、狙う場所を変えるのも釣果を上げるためのポイントです。
釣れない原因②:アプローチ・立ち位置が悪い
どんなに良いポイントを選んでも、魚にこちらの気配を悟られてしまえば台無しです。
渓流魚はとても臆病で警戒心が強いため、立ち位置やアプローチの仕方が釣果に大きく影響します。
魚に気配を気づかれていないか?
渓流魚はとても警戒心が強く、物音や人の影にも敏感です。
上流側から音を立てながら近づいたり、水に足を踏み入れた瞬間に魚が逃げてしまうこともあります。
釣り場に入る前には周囲をよく観察し、静かに、目立たないようにアプローチしましょう。

なので、渓流は釣り上がるのが基本!
そ~と近付けば網で掬えるくらいの距離まで近づけるけど、雑だと結構遠くても気付かれるよ。

魚の死角である後ろ側から近づくのね。
渓流では「最初の一投」がとても大切
魚は一投目に最も反応しやすいと言われています。
それだけに、アプローチの角度やキャストの精度がとても重要です。
先に立ち込んでしまったり、ラインが魚の頭上を通過したりすると、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性もあります。

活性が高いと2度3度追ってくる。
スレてると2投目以降は出てこなかったりします…。

キャスティングのコツは下記の記事が詳しいわよ。
釣れない原因③:ルアーの種類やサイズが合っていない
魚がいる場所を狙えていても、ルアー自体が合っていなければ喰いついてきません。
渓流では、選ぶべきルアーの種類やサイズにも明確な基準があります。
状況に応じて適切なルアーを使い分けましょう。
渓流に適したルアーを使っているか?
渓流では小型で操作性の高いルアーが基本です。
5cm前後のミノーやスプーン、スピナーなどがよく使われます。
サイズが大きすぎたり、動きが不自然なルアーだと魚が警戒して見切られてしまうことも。
「このルアーで釣りたい」ではなく、「この川・この状況で釣れるルアーは何か」を基準に選ぶことが重要です。

近年はミノーイングが流行っているので、敢えてスプーンを使うと釣果につながったりもします。

スプーンは見慣れていないから、つい食べてしまう…ってことね。
カラーやアクションも見直そう
水が澄んでいる渓流では、ルアーのカラーも魚にとって違和感のないものが好まれます。
ナチュラル系(銀、茶、黒)やクリアカラーは、プレッシャーの高い渓流でも効果的です。
また、早すぎる巻き・強すぎるトゥイッチなどは魚を驚かせてしまうことも。
状況に応じてアクションを控えめにするのも一つの手です。

色に関しては諸説ありますが、水が濁っている時はゴールド系。
澄んでいる時はシルバー系を基本にする…のが一般的です。

使い分けが大事ね。
釣れない原因④:キャストやルアー操作が不自然
渓流魚は“自然な流れ”に乗ってくるエサを見慣れています。
そのため不自然なキャストやルアーの動きは、違和感として魚に見抜かれてしまいます。
思い通りにルアーを操作できているか、一度確認してみましょう。
魚の“目の前”を通せているか?
どんなに良いルアーでも、魚の目の前を通らなければ意味がありません。
渓流魚は流れの中でじっと待機しており、ルアーが通るコースがズレていると反応しないことが多いです。
ピンポイントで「岩の影」「流れの筋」などを狙ってキャストすることで、初めてルアーを見てもらえるようになります。

特に低活性時ほどピンポイントが大事です。
ルアーの動きが自然かどうか
流れに逆らって無理に引いたり、カクカクと不自然な動きをしてしまうと、魚は「これはエサじゃない」とすぐに見抜いてしまいます。
基本は流れを活かしたナチュラルな操作。
とくに初心者のうちは「流れに任せて漂わせる」イメージを大切にすると良い結果につながります。

巻くだけでアクションする、スプーンやスピナーを使うのもおすすめです。
釣れない原因⑤:そもそも魚がいない川・時期の可能性
どれだけ腕を磨いても、そもそも魚がいない川・時期ではどうにもなりません。
渓流ルアー釣りでは「タイミング」や「川選び」も非常に重要な要素です。
見落としがちな外的要因についても押さえておきましょう。
禁漁期間や放流実績を確認しよう
渓流釣りには“禁漁期間”があり、地域によって釣れる時期が限られています。
解禁直後や放流直後は魚影も濃く釣りやすいですが、シーズン終盤や放流のない川では魚が少ないことも。
自治体や漁協のサイトで放流情報や遊漁券の有無を確認しておくことも、釣果を上げるうえで大切です。

放流に頼り切った川だと、放流日以降はほとんど魚がいない…なんてことも。

地域の釣り具屋さんなどで、釣果情報を出してたりもするわよ。
天候や水温、増水にも要注意
大雨の直後や急な冷え込みで水温が下がると、魚の活性は一気に落ちます。
逆に、穏やかな晴れの日や安定した水位のタイミングは好条件です。
「今日は魚が釣れなかった…」という日でも、自然条件を記録しておけば、次回の釣行に活かせるヒントになります。
まとめ
釣れない日があると、「今日は運が悪かった」「腕がないのかも」と感じてしまうことがあります。
でも渓流ルアー釣りでの“釣れない”には、必ず何らかの原因があります。
今回紹介した5つの視点をもとに自分の釣りを振り返ってみれば、意外な落とし穴が見つかるかもしれません。
そして、その一つひとつを改善していくことが、釣果への最短ルートです。
渓流釣りは、自然と向き合いながら経験を積み重ねていく遊びです。
焦らず、自分のペースで「釣れなかった理由」を学んでいきましょう。
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