
やっぱり専用の靴って必要なの?
ワークマンの水辺用シューズなら安く済みそうだけど……。

自分も最初は「長靴で十分じゃない?」と思って、そのまま川へ入りました。
結果は、苔の乗った岩をわずか3歩進んだところで転倒し、全身びしょ濡れでした。
渓流の足元は、街の濡れた道路や整備された川遊び場とは別物です。
「ウェーダーも専用の靴も揃えると高い。ワークマンや長靴だけで始められないか」と考える人は多いと思います。
この記事では、PROXのフェルトソールのウェーディングシューズを2024年6月から3シーズン使っている自分が、代用品を勧めない理由、ウェーダーなしで川へ入る方法、最初の一足、ソールとサイズの選び方まで本音で整理します。
最初に、自分の結論をまとめます。
- 苔のある渓流へ入るなら、長靴や一般的なマリンシューズでの代用は勧めません
- ウェーダーを買わなくても、ネオプレーンソックスとウェーディングシューズで川へ入る方法があります
- 後からストッキングウェーダーを買っても、基本的には同じウェーディングシューズを使えます
- 最初の一足なら、自分はフェルトのPROXを選びます
- 乾いた道や土・落ち葉の斜面では、必要に応じてチェーンスパイクで補います
- PX5052には公式適合する交換ソールがなく、張り替えるなら汎用品を自己責任で検討します
渓流釣りの靴はワークマンや長靴で代用できる?
安く始めたい気持ちはよく分かります。自分も専用品を買う前は長靴で済ませようとしました。
ただ、代用品を考えるときは価格だけでなく、実際に歩く場所を基準にする必要があります。
長靴で入渓して3歩で転んだ
最初の渓流釣行では、普段使っていた長靴で川へ入りました。
専用のシューズがあることは知っていましたが、値段を考えるといきなり買う気にはなれなかったんです。
ところが、苔の乗った岩へ足を置いた瞬間にその考えが甘かったことがわかりました。
踏ん張る前に足が流れ、3歩ほどで転倒。釣りを始める前から全身が濡れました。
長靴がすべての場所で使えないわけではありません。
ただ、自分が歩く渓流では、普通の靴底で苔岩へ入るのは無理がありました。
長靴で転んだ経験が、ウェーディングシューズを買う決定打になっています。

転んだら釣りどころじゃなくなることもあるからね。
この日は幸い怪我しなくて良かったけど。

3歩で全身びしょ濡れは怖いわね。
安全面はお金をかけるべきよ!
ワークマンのマリンシューズを渓流用に買わない理由
ワークマンの水辺用シューズが気になる人は多いと思います。
記事更新時点で公式オンラインストアに掲載されている「ベアマリンシューズ」は、水辺と陸地で使う水陸両用モデルで、素材欄はゴム底です。
ワークマン公式の商品説明では、水辺と陸地で使う水陸両用・速乾モデルとして案内され、底材はゴム底と記載されています。フェルトソールを備えた渓流用ウェーディングシューズではありません。
用途の違う商品なので、ワークマンのマリンシューズ自体を否定する話ではありません。ただ、苔岩へ入る渓流用の靴として、自分なら選びません。
自分はワークマンのマリンシューズを渓流で使っていませんし、今後試す予定もありません。
すでにウェーディングシューズを持っているなら、渓流用として性能の違う靴をわざわざ買い足す理由がないと思っているからです。
これから始める人にも、自分なら最初から専用品を勧めます。
長靴で転んだ側から言えば、渓流の足元は節約する箇所ではありません。

ウェーダーを買わずに始める選択肢はあります。ただし、そのために靴まで代用品にする必要はありません。

ワークマンが悪いんじゃなくて、想定している使い方が違うんです。

ここは専用品を買うべきところ、ってことね。
ウェーディングシューズだけでも川に入れる?ウェーダーなしで使う方法
専用シューズを勧めると、「靴に加えてウェーダーまで買うなら、結局高い」と感じるかもしれません。
しかし、暖かい時期や水温などの条件が合えば、ウェーダーを買わずにウェーディングシューズを使う方法があります。
ウェーディングシューズは水が入る前提の靴
ウェーディングシューズは、長靴のように足を濡らさないための防水靴ではありません。
川へ入れば中にも水が入り、水に浸かった状態で使います。
そのため、素足で履くのではなく、足の保護と保温を担うネオプレーンソックスや、ストッキングウェーダーの足部と組み合わせます。
「専用シューズだけ買えば足が濡れない」という意味ではないので、ここは購入前に知っておきたい点です。

自分も最初は、ウェーディングシューズが防水靴なのかよく分かっていませんでした。

長靴の代わりに履く物ではなく、水が入る前提で足を守る靴なのね。
ネオプレーンソックスを履けばウェーダーなしでも使える

ウェーダーを履かず、濡れることを前提に川へ入る方法をウェットウェーディングと呼びます。
足元は、ネオプレーンソックスとウェーディングシューズを組み合わせます。
必要に応じてタイツや速乾性のあるパンツ、ゲーターも使います。
自分もウェットスタイルでPX5052を使っています。
バイク釣行では荷物を減らしやすく、ウェーダーより身軽に歩けるところが気に入っています。
ただし、季節、水温、天候、地域、川の深さによって適否は変わります。
寒さを感じる条件や深く立ち込む釣りでは、ウェーダーを含めて装備全体を判断してください。

荷物を減らしたくて始めたけど、今は身軽さそのものが好きで続けています。

ウェーダーを買わない方法はあるけど、ただ靴だけ履いて入ればいいわけではないのね。
後からストッキングウェーダーを買っても同じ靴を使える
ストッキングウェーダーは、足先がネオプレーン製のブーティになっており、その上からウェーディングシューズを履きます。
ウェットウェーディングでは、そのブーティの代わりにネオプレーンソックスを履きます。
そのため、夏はウェット、寒い時期はストッキングウェーダーという使い分けでも、基本的には同じシューズを共用できます。
ただし、ブーティとソックスは製品によって厚みや形が少し違います。
両方で使う予定なら、窮屈にならず、かかとが大きく浮かないかを確認してください。
今すぐウェーダーまで買えなくても、先に専用シューズを選んだから無駄になるわけではありません。

自分はウェットで使っているけど、後からストッキングウェーダーを選んでも同じ靴を使えます。

まず足元へ予算を回して、ウェーダーは必要な時期に追加する始め方もできるのね。
ウェットウェーディングの服装、タイツ、ゲーターまで詳しく知りたい人は、ウェットウェーディングとは?渓流で3年使ったタイツとゲーター事情で整理しています。
ウェーディングシューズのソールと、最初の一足にフェルトを選ぶ理由
自分の結論はフェルトです。ただし、どのソールにも得意・不得意があり、川の中だけでなく入退渓や斜面で何を歩くかまで考える必要があります。
ここでは3種類の違いを整理したうえで、PROXのフェルトを3シーズン使い続けている理由と、弱点をどう補っているかを説明します。
フェルト・フェルトスパイク・ラバーの違い

ソールは大きく分けると、フェルト、フェルトスパイク、ラバー系の3種類です。
下表は購入前の判断に使えるよう、用途を中心に整理したものです。
| ソール | 得意な場面 | 注意したい場面 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| フェルト | 濡れた苔岩や川の中 | 乾いた道、土の斜面、長い林道 | 川の中を歩く時間が長い人 |
| フェルトスパイク | 川の中に加え、土や斜面も歩く場面 | 硬く滑らかな場所ではピンの感触が気になる場合がある | 一足で対応範囲を広げたい人 |
| ラバー系 | 乾いた岩や登山道、長いアプローチ | 苔の状態や製品によって水中の感触が変わる | 陸上歩行が長い人、釣り場の指定がある人 |
この表は、どれが絶対に安全かを決めるものではありません。
岩質、苔、傾斜、ソールの摩耗、歩き方によって滑り方は変わります。
釣り場や施設がソールに関するルールを設けている場合もあるため、現地の案内は事前に確認してください。
日本では2026年8月時点で、渓流釣りのフェルトソールを全国一律に禁止する制度は確認できません。フェルトは今も日本の渓流で一般的な選択肢です。
一方、海外では水生生物や藻類の拡散防止を目的に、フェルトソールを規制している国や地域があります。
代表例はニュージーランドで、淡水のスポーツフィッシングではフェルトソールの使用が禁止されています。
海外で釣りをする場合は、現地のルールを事前に確認してください。
日本国内では、外来藻類の拡散防止策としてフェルトを禁止するのではなく、ウェーダーや釣具の洗浄・消毒を求める例があります。
川を移動するときは、フェルト部分まで含めて道具を清潔にしておくことも大切です。
また、自分が実際に3シーズン使っているのは通常のフェルトです。
フェルトスパイクと渓流用ラバーソールの使用感を、自分の実釣レビューとして語ることはできません。

自分は、陸上で少し歩きにくいことより、川の中で足を滑らせる方が怖いです。
だから最初の一足は通常フェルトにしました。

川の中だけじゃなく、入退渓まで何を歩くかを考える必要があるのね。
最初の一足に通常フェルトを選んだ理由
自分が最初に選んだのは、PROXのフェルトソールの製品であるPX5052でした。
2024年6月から現在まで、張り替えずに使っています。
苔のある岩へ足を置いたときの安心感は、長靴とはまったく違いました。
転ばないことを保証する装備ではありませんが、足元ばかりを気にせず、釣りへ意識を向けられるようになったのは大きな変化です。
乾いた場所での弱点はあります。それでも、自分が普段入る渓流では川の中の比重が高く、フェルトを選んだことに後悔はありません。
初めて一足だけ買うなら、自分は今もフェルトを選びます。

欠点はあるけど、川の中で困っていないから今も同じ靴を使っています。

使い続けていること自体が、今の釣り方には合っている答えなのね。
安さで選んだが、今も使い続けている

購入したのはPROXのPX5052です。
2024年6月、Amazonで箱潰れの新古品を6,985円で見つけました。シューズ本体は新品状態だったため、その価格なら十分だと思い即決しています。
当初はリトルプレゼンツも検討していました。
しかしたまたまプロックスの新古品が安く販売されていたので、PROXへ変更しました。
正直に言えば、最優先したのは価格です。それでも3シーズン使い続け、本体は今も壊れていません。
自分にとっては「安いから妥協した靴」ではなく、安く始めて、そのまま使い続けられた靴になりました。

最初は価格で決めたけど、使い続けた結果には満足しています。

高い物を選ばなくても、自分の釣りに合えば十分だったのね。
▼長靴で遠回りする前に、3シーズン使っているPROXを確認
自分は土や落ち葉の斜面でチェーンスパイクを使うことがある

通常フェルトで気になるのは、乾いた道や山の斜面です。
とくに高巻きで土や落ち葉のある斜面を登るときは、川の中とは別の滑り方をします。
自分は、そのような場面で靴に被せるチェーンスパイクを使うことがあります。
通常フェルト一足ですべてを解決するのではなく、川の中はフェルト、土や落ち葉の斜面ではチェーンスパイクで補うという考え方です。
毎回使うわけではありません。斜面や足元を見て必要だと感じた時だけ持ち出しています。
装着したから安全になると過信せず、無理な高巻きを避ける判断が最優先です。

フェルトの苦手な場所だけ、別の道具で補っています。

必要なときだけ付け外しできるのが便利そうね!
▼土や落ち葉の斜面など、足場の悪い道を補う。チェーンスパイク
フェルトスパイクへ買い替えない理由
フェルトスパイクは、通常フェルトより陸上の斜面へ対応しやすい候補です。
一足で川とアプローチを歩きたい人には、理にかなった選択だと思います。
ただ、自分は実際に使っていません。今の通常フェルトに大きな不満がなく、乾いた斜面はチェーンスパイクで補えているため、買い替える必要を感じていないからです。
自分の今の答えは、フェルトスパイクも魅力はあるが、不満がない装備を替えるほどではないです。

興味はあるので、次にシューズを買い替えるときには候補に入れるかもしれません。

また使ってみると考えが変わるかもしれないわね。
ウェーディングシューズのサイズと、ソールが減った後の選択
サイズは購入前、ソールの摩耗は購入後に後悔しやすいポイントです。
どちらも「とりあえず大きめ」「減ったら簡単に交換できる」と決めつけず、メーカーの設計とサポートを確認します。
自分のサイズ選びの失敗と、3シーズン目に感じているグリップの変化、PX5052の交換ソールについてPROXへ問い合わせた結果をまとめます。
メーカーのサイズ表と実際に履く装備を基準にする
最初に確認するのは、メーカー公式のサイズ表です。
自分の使っているPROXのPX5052は、対応する足サイズとして、Mは25〜25.5cm、Lは26〜26.5cmを目安に掲載しています。
この表記を確認せず、「ネオプレーンが厚いから」と自己判断でさらにサイズを上げると、大きすぎる可能性があります。
まずはメーカーの基準を出発点にしてください。
ストッキングウェーダーのブーティとウェット用ネオプレーンソックスは、どちらも厚みがあります。
基本的には同じシューズを共用できますが、製品によって厚みや形に差があるため、両方で使う予定なら実際の組み合わせを想定して選びます。
可能であれば、普段使う装備に近い状態で試着するのが確実です。
- メーカー公式の対応サイズを確認する
- ウェットとストッキングウェーダーの両方で使うか考える
- 実際に履くブーティやネオプレーンソックスの厚みを確認する
- 通販では返品・サイズ交換の条件を確認する
- つま先だけでなく、足幅とかかとの浮きも見る

サイズ表を無視して、とりあえず大きめを選ぶのは勧めません。

同じ靴をウェットとウェーダーで使うなら、両方の厚みを想定して選ぶ方が確実ね。
自分はLサイズを選び、少し大きかった
自分は普段の靴ではM相当ですが、足幅が広く、左右差もあるためLサイズを選びました。
きつくて後悔するより、大きい方が安全だと思ったからです。
実際に使うと、少し大きかったかもしれないと感じました。
現在まで大きな実害はありませんが、この経験からできることなら試着して買うべきものだと思っています。
幅広だから大きめ、厚いソックスだから大きめ、と単純に足し算するのではなく、メーカー設計と自分の足を合わせる必要があります。

自分は大きめを選んで失敗にはならなかったけど、正解だったとも言い切れません。

少し余る実体験があるからこそ、試着できるなら試した方がよさそうだわ。
2シーズン目の終わり頃から滑りやすさを感じた
正確な時期を記録していたわけではありませんが、2シーズン目の終わり頃から、購入当初より少し滑りやすくなったように感じています。
当然新品時よりは減っているものの、見た目にはフェルトの厚みがまだ残っています。
それでも足裏から伝わる感触は以前と同じではなく、ソールは厚さだけでは判断できないと思うようになりました。
現在も張り替えずに使っています。不満がないから放置しているというより、まだ使用できると判断して様子を見ている状態です。
今後さらに滑りやすさが増すなら、買い替えより先にソール交換を検討します。
寿命に関しては年数や釣行回数よりも、距離や使い方による影響が大きい気がします。

まだ使えると思っているけど、最初と同じグリップではない気がしています。

壊れていなくても、足裏の感覚が交換を考えるサインになるのね。
PX5052は公式適合なし。張り替えるなら自己責任
PX5052のフェルト交換についてPROXへ問い合わせたところ、公式回答は「適合商品なし」でした。
理由は、PX5052の靴底には踵の段差があり、同社の汎用フェルトソールリペアキットの適合対象にならないためです。
PROXには、靴底の形に合わせて切る汎用タイプのフェルトソールリペアキット(PX3393413)があります。ただし、PX5052への使用はメーカー適合外です。
同様に踵のある他社製シューズを、汎用フェルトで張り替えた例は見たことがあります。
しかし、自分はまだ交換していません。接着面に段差があるぶん作業の難易度も上がるため、実施するなら自己責任です。
今のPX5052がさらに滑りやすくなったら、買い替えと、汎用フェルトを使った自己責任での張り替えを比較して検討します。

公式適合ではない以上、簡単に「交換して長く使える」とは勧めません。
自分で試したときは、成功も失敗も記事へ追記します。

本体が丈夫でも、交換方法まで公式対応とは限らないのね。
交換作業まで任せたいならリトルプレゼンツ
リトルプレゼンツのメリットは、単に補修用フェルトがあることではありません。
メーカーのソール貼り替えサービスがあり、自分で古いフェルトを剥がして接着する作業をしなくてよい点です。
リトルプレゼンツ公式のアフターサービスでは、WDシューズのフェルト、ピンフェルト、ラバーなどの貼り替え料金と納期を案内しています。
ただし、購入時とは違う種類のソールへ変更するサービスではありません。
自分が今から「ソール交換をメーカーへ任せたい」という条件で選ぶなら、リトルプレゼンツを第一候補にします。
実際には使っていませんが、選ぶ理由は明確です。

今から選ぶなら、価格だけでなく、ソール交換を公式に任せられるかまで見ます。

自分で張るのが不安なら、メーカーへ任せられる価値はかなり大きいわ。
▼ソール交換まで任せたい人は、リトルプレゼンツの現行モデルを確認
ウェーダーを後回しにしても、足元は専用品から始める
ワークマンや長靴で安く始めたい気持ちは、自分にもよく分かります。実際、自分も長靴で川へ入り、3歩で転びました。
その経験から、ウェーダーを買わない選択肢はあっても、苔岩へ入る靴まで代用品にするのは勧めません。
- 苔のある渓流では、長靴や一般的なマリンシューズではなくウェーディングシューズを選ぶ
- ウェーダーなしで始めるなら、ネオプレーンソックスと組み合わせてウェットウェーディングをする
- 後からストッキングウェーダーを買っても、基本的には同じシューズを使う
- 最初の一足なら、自分は通常フェルトのPROXを選ぶ
- 乾いた道や土・落ち葉の斜面では、必要に応じてチェーンスパイクで補う
- PX5052には公式適合する交換ソールがなく、張り替えは自己責任で検討する
- ソール交換までメーカーへ任せたいなら、リトルプレゼンツを候補にする
まずは、自分が歩く川の中とアプローチを思い浮かべ、専用シューズのサイズを確認してください。
ウェーダーは、季節や釣り方に必要になった段階で追加しても遅くありません。
足元へ使った予算は、転ばないことを保証するものではありません。
それでも、自分が釣りへ集中するために、最初に買ってよかった装備の一つです。













































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