
ラパラのカウントダウンって、ずっと名作って言われているミノーなんです。
でも、自分はラパラ世代ではないので、ちゃんと使ったことがありませんでした。

名作って聞くと、投げた瞬間に『これは違う!』ってなるものを想像しちゃうわ。
自分もそんなイメージを少し持っていました。
ところが、ラパラ カウントダウンCD5とオリジナルフローターF5を実際に渓流で投げてみた第一印象は、意外にも「思ったより普通」でした。
ただ、その印象は悪い意味ではありません。
着水後すぐに泳ぎ出し、流れの中でも破綻しにくく、タダ巻きだけでもきれいに泳ぐ。
実釣ではCD5とF5のどちらも1匹ずつ釣れました。
自分は2024年に渓流ルアーを始め、今はバルサミノーも自作しています。
だからこそ、昔からあるバルサミノーを今の渓流で使ったらどう感じるのかが気になっていました。
この記事では「名作だから良い」で終わらせず、CD5とF5を買う前に知っておきたい違いを、自分の実釣を基準に整理します。
- カウントダウンCD5とオリジナルフローターF5の基本スペック
- タダ巻き・強い流れ・飛距離・フォールで感じたこと
- CD5とF5を山岳渓流でどう使い分けたか
- 現代的な渓流ミノーと比べても、ラパラを選びたい人

ラパラ カウントダウンCD5を渓流で使った結論
先に自分の評価をまとめると、CD5は派手な驚きがあるミノーではありませんでした。
ですが、実際に魚を狙って使うほど「普通に泳ぐこと」の完成度が気になってきました。
思ったより普通。でも、その普通がよかった
カウントダウンは昔から名前を聞くルアーです。
自分も「ラパラのCDはすごいらしい」という知識だけはありました。
だから初めて泳ぎを見たときは、もっと独特で派手な動きを想像していたのだと思います。
実際のCD5は、ボディを左右へ振るウォブリング主体の泳ぎ。
自分が想像していたほどロールは強くなく、トゥイッチを入れても現代的な渓流ミノーのように大きく横へ飛んで暴れる印象ではありません。
それでも、流れのある場所で見ていると泳ぎはとてもきれいです。
着水後の立ち上がりも早く、強い流れに入れても簡単には破綻しませんでした。
ラパラ公式もカウントダウンについて、バルサによるスイミングアクションと安定した沈下姿勢を特徴として挙げています。ラパラ公式「COUNTDOWN」
使う前は「名作なら何か分かりやすい武器があるはず」と考えていました。
今は少し逆で、投げて巻けばきちんと泳ぎ、流れの中でもその泳ぎが崩れにくい、そんな当たり前の部分をきっちりこなすところが、このルアーの魅力なのかもしれないと感じています。

最初は『本当にこれが名作?』って少し拍子抜けしたんです。
でも、何度か流れに入れていると、崩れずに泳ぎ続ける方が気になってきました。

派手な一発芸じゃなくて、ずっと普通にできるタイプなのね。
そういう良さは使わないと分かりにくそう。
タダ巻きでしっかり泳ぐミノーが好きな自分には合っていた
自分がミノーに求めているものの一つが、タダ巻きでもルアー自身がしっかり泳ぐことです。
強くロッドを動かし続けなくても、水を受けて生命感が出るミノーが好きです。
CD5はそこにかなり合っていました。
今回の山岳渓流ではアップ、アップクロスを中心に、1キャストの中でもタダ巻きとトゥイッチを混ぜて使っています。
その中でCD5に出た1匹は、食った瞬間だけ見ればタダ巻き中だったと思います。
ただし、その前にトゥイッチも入れているため、「タダ巻きだけで食わせた」とは言い切れません。
もちろん1匹釣れたから「タダ巻きが一番釣れる」とは言えません。
この日は市販ルアーの投げ比べが目的だったため、1匹釣れたら別のルアーへ交換しています。
釣果数を比べるテストではありません。
それでも、自分が好きな操作で魚まで出たことで、CD5は今後も使いたいと思えるミノーになりました。

トゥイッチもするけど、結局こういう『巻くだけでもちゃんと泳ぐ』ミノーが自分は好きなんですよね。

操作しないと魅力が出ないルアーじゃないから、流れを見ながら巻く釣りが好きな人には合いそうだわ。
タダ巻きで流れの中を泳がせるミノーが気になるなら、CD5の実売価格とカラーを確認できます。
カウントダウンCD5とオリジナルフローターF5の基本スペック
CD5とF5はどちらも5cmのバルサミノーですが、シンキングとフローティングという大きな違いがあります。
まずはメーカー公表値を並べます。
| 項目 | カウントダウン CD5 | オリジナルフローター F5 |
|---|---|---|
| 全長 | 5cm | 5cm |
| 重量 | 5g | 3g |
| タイプ | シンキング | フローティング |
| 公式ランニングデプス | 0.9〜1.8m | 0.9〜1.5m |
| 標準フック | No.10×2 | No.10×2 |
| 素材 | バルサ | バルサ |
CD5は5cm・5gのシンキングバルサミノー
カウントダウンCD5は、全長5cm・重量5gのシンキングモデルです。
公式ランニングデプスは0.9〜1.8m。
渓流でよく使われる50mm前後のサイズなので、今回自分が比較した市販ミノーとも大きさを合わせやすいモデルです。
「カウントダウン」はシリーズ名の通り、沈めてレンジを作れることがF5との大きな違いになります。
今回の実釣でも、水深があってF5では表層に寄りすぎる場所ではCD5へ交換しました。
5gという数字だけを見ると最近のヘビーシンキングミノーに近く見えますが、実際に使うと印象はかなり違いました。
重さの数字ほど『重いミノーを操作している』感じはありません。

5cmで5gだけ見ると、今の渓流ミノーと同じ感覚で考えたくなるんです。
でも投げても沈めても、性格はかなり違いました。

数字が近いから同じタイプ、ではないのね。
買う前にそこを知っておいた方がよさそう。
F5は5cm・3gのフローティングバルサミノー
オリジナルフローターF5は、全長5cm・重量3gのフローティングモデルです。
ラパラの原点となるオリジナルフローターシリーズの5cmモデルで、公式ランニングデプスは0.9〜1.5mです。
ラパラ公式はオリジナルフローターの特徴として、鋭い立ち上がりとキビキビしたアクションを挙げています。ラパラ公式「ORIGINAL FLOATER」
実際に山岳渓流でアップへ投げても、着水後すぐ泳ぎ始める印象でした。
軽い3gなので飛距離ではCD5に負けますが、浅い場所を浮かせながら通したいときにはF5の方が使いやすい場面があります。

F5は軽いけど、泳ぎ出すまで待たされる感じはありませんでした。
浅い場所ならこの浮力がそのまま武器になります。

3gで飛距離だけ見ると不利でも、浅い流れを通す役割がちゃんとあるのね。
CD5とF5のフックサイズはいずれも#10が2本
CD5とF5は、どちらも標準でNo.10のトレブルフックを2本装着しています。
メーカー公表値としては共通です。
自分は今回、購入時の標準フックのまま使用しました。
ただ、今後使うならシングルフックへ変更する予定です。
これはCD5やF5の性能が悪いからではなく、自分が渓流ではトレブルのバーブ付きよりシングルフックを好んで使っているためです。
フックを変更すれば重量や水中姿勢にも影響する可能性があります。
この記事の泳ぎや使用感は、今回使った標準仕様での印象として読んでください。

自分はトレブルのバーブ付きがあまり好きではないので、今後はシングルに替えるつもりです。
ただ、今回の泳ぎは買ったままの状態で見ています。

シングルに替えたら、泳ぎや沈み方も少し変わるかもしれないのね。
CD5を実際に投げて感じた泳ぎと使い心地
最初の泳ぎ確認に加え、実際に魚を狙う山岳渓流でもCD5を使いました。
アップとアップクロスが中心です。
ここではスペック表だけでは分からない部分を、実釣で感じた順に整理します。
着水後すぐ泳ぎ出し、タダ巻きでもしっかり泳ぐ
今回いちばん好印象だったのは、着水後の立ち上がりです。
アップへ投げ、流れに乗せながら巻き始めても、泳ぎ出すまでに大きな助走が必要な感じはありませんでした。
山岳渓流では、着水から回収までの距離が短いポイントも多くあります。
そこで立ち上がりが遅いと、使える距離がさらに短くなります。
その点でCD5は、使う前に気になっていた『小渓流の短距離戦に弱いかもしれない』という印象が薄れました。
トゥイッチにも反応しますが、大きく姿勢を崩して左右へ飛び続けるタイプではありません。
自分には、ロッドで激しく動かすより、まず巻いてルアー自身の泳ぎを使いたくなるミノーです。


最初は短いポイントだと厳しいかもと思っていたけど、実釣では立ち上がりで困りませんでした。

使う前の予想が外れたところね。
短い距離でも、巻き始めから仕事をしてくれるなら使いやすそう。
強い流れでも破綻しにくい安定したウォブリング
CD5は流れの中でも安定しています。
最初のテストでは流れのある場所でその場にとどめるように泳ぎを見ましたが、ボディを左右へ振るウォブリングがきれいで、強い流れでも簡単に飛び出す印象はありませんでした。
追加の山岳渓流でも、この評価は変わっていません。
アップ、アップクロスから流れを受けても泳ぎが崩れにくく、「名作」と聞いて想像していた派手な特殊アクションより、基本の泳ぎの安定感が目につきました。
自分が「思ったより普通」と感じた理由もここです。
ところが実釣では、その普通の泳ぎが流れの中で崩れないことの方がありがたく感じます。

目立つ動きじゃないのに、流れに入れると『あ、ちゃんと泳いでる』って安心感があるんです。

速い流れで急に飛び出すルアーより、狙った筋をそのまま泳いでくれる方が助かる場面も多いわね。
F5より飛ぶが、5gの割には飛距離が伸びない
飛距離は少し説明が必要です。
当然ですが、3gのF5より5gのCD5の方が飛びます。
それでも自分の感覚では、5gという重量から想像するほど飛距離は伸びませんでした。
自分は普段から自作のバルサミノーも使っています。
それでもCD5を投げて「5gにしては飛ばないな」と感じました。
少なくとも自分の感覚では、単純に「バルサだから飛ばない」で片付けるのとは少し違います。
一方、スミス D-CONTACT 50を初めて投げたときは「何これ? すごくきれいに飛んでいく」と驚きました。
現代的な渓流ミノーを基準にすれば、CD5の飛距離は物足りなく感じる人もいると思います。
ただし、山岳渓流では何十メートルも飛ばしたい場面はそれほど多くありません。
自分が普段釣っている範囲では、「もう少し飛んでほしい」とは感じても、飛距離が理由で使えないほどの欠点ではありませんでした。

F5と比べればCD5はちゃんと飛びます。
でもDコンを投げたときの『一直線に飛んでいく感じ』とは別物でした。

5gという数字だけ見て、今のヘビーシンキングと同じ飛び方を期待すると違うのね。
フォールは派手ではなく、比較的安定して沈む
CD5のフォールは、5gという重量から想像するほど速く感じませんでした。
沈下姿勢は比較的安定していて、最近の渓流ミノーで見かけるような、フォール中に大きく揺れながらアピールするタイプでもありません。
多少は揺れながら落ちますが、自分の目にはおとなしく沈む印象です。
強いフォールアクションで魚へ見せるというより、沈めて狙う層を変え、その後の泳ぎにつなげる使い方がしっくりきました。
ここもCD5の「普通さ」につながっています。
派手なフォールを期待すると地味ですが、狙うレンジへ入れるためのシンキングとして見ると扱いやすいです。

沈めること自体が目的なら、変に暴れず姿勢が安定している方が使いやすい場面もありそう。

フォールでも何か派手なことをするのかと思ったら、ここも意外とおとなしかったです。
CD5とオリジナルフローターF5を渓流で比べると何が違った?
CD5とF5を一緒に持っていくと、違いは思っていたより単純でした。
泳ぎの質そのものは大きく離れている印象ではなく、実釣ではシンキングとフローティングという浮力設定の差で使い分けることが多くなりました。
実釣では水深に合わせてCD5とF5を交換した
今回の山岳渓流では、「CD5だからこの操作」「F5だからこの操作」と細かく技を分けるより、水深を見て交換する場面の方が多くありました。
浅く、沈めたくない場所ではF5。
F5では表層に寄りすぎたり、もう少し下を通したい場所ではCD5。
逆にCD5では底へ入りすぎそうならF5へ戻す。
かなり当たり前の使い分けですが、実際に2本を交互に投げると、この差が一番分かりやすく感じました。
どちらか一方が上位互換というより、同じ5cmでも役割が違います。
F5もCD5と同じく、タダ巻きとトゥイッチを混ぜて使う中で1匹釣れました。
こちらも食った瞬間はタダ巻き中だったと思いますが、その前にトゥイッチも入れているため、タダ巻きだけが効いたとは断定していません。
1匹釣れた時点で別の市販ルアーへ交換したため、釣果数から優劣をつける材料にもしていません。

結局いちばん使い分けた理由は『今日はF5の気分』じゃなくて、水深でした。

シンキングとフローティングの基本通りだけど、二つ持っていると迷わず交換できるのは分かりやすいわ。
F5は浅場向きだが、表層の速い流れに乗ると扱いにくいこともある
F5はフローティングなので、浅い場所や底を叩きたくない場所では使いやすいです。
止めたときに浮こうとする動きもあり、CD5より生命感を感じる場面がありました。
ただし、アップで表層の速い流れに完全に乗せてしまうと、リーリングが流速に追いつかず、ルアーを泳がせるよりそのまま流されるだけになることがあります。
これはF5だけの欠点ではありません。
アップでタダ巻きの泳ぎを出すには、流れに追いつくようにラインを回収する必要があります。
表層の流れが速すぎるなら、別のフローティングミノーへ替えるだけで解決するとは限りません。
そんなときはF5にこだわらず、CD5で一段下を通す、アップクロス気味に角度を変えるなど、別の通し方を考えた方がよさそうです。


浮くから浅場では楽なんだけど、表面だけ速い流れに入ると『あ、巻くのが追いつかない』ってなります。

水深だけじゃなくて、どの層がどれくらい速く流れているかも見るのね。
そこは実際に川で使う話だわ。
効率だけなら現代的なミノー、それでも自分はラパラが好き
ここまで使ってみて、CD5もF5も自分の好みにはかなり合っていました。
特に、タダ巻きでルアー自身がしっかり泳ぐところが好きです。
ただ、初心者が山岳渓流用のミノーを最初に1本だけ買うなら、CD5を絶対に選ぶべきとは思いません。
D-CONTACTのようなヘビーシンキングには、キャスト性能や沈下速度、トゥイッチでの動きなど、分かりやすい強みがあります。
自分がD-CONTACTを初めて使ったときにキャスト性能へ驚いたのも、その違いが分かりやすかったからです。
短いポイントをテンポよく撃ち、積極的にトゥイッチして魚へ見せるなら、そうしたミノーの方が合う人も多いでしょう。
それでも、自分はラパラをまた使いたいと思います。
効率だけではなく、昔から続く形のバルサミノーを流れへ入れ、タダ巻きでウォブリングさせる。
その釣りの空気感まで含めて好きだからです。
これは性能表では説明しにくい部分です。
ただ、ルアーは魚を釣る道具であると同時に、自分が投げたくなることも大切です。
そこに共感できる人なら、CD5やF5を一度使ってみる価値はあると思います。
バルサという素材そのものが気になる方は、バルサミノーを渓流で使う意味と、自作して感じたメリット・デメリットもあわせてどうぞ。

性能だけ並べたら、今のミノーの方が便利な部分はあります。
それでも『次もラパラを投げたい』って残ったんですよね。

その感覚にピンと来る人なら、スペックだけ比べて終わるより一度使ってみたくなりそうだわ。
浅い流れで浮力を使いながら、タダ巻きのラパラらしい泳ぎを試したいならF5も候補です。
カウントダウンCD5は「名作だから」ではなく、今使って好きかどうかで選びたい
ラパラ カウントダウンCD5を使う前は、「昔から名作と言われるルアーなら、今のミノーにはない何かすごい動きがあるのでは」と少し構えていました。
実際に使った印象は、そこまで劇的ではありません。
ウォブリング主体で、トゥイッチしても必要以上に大きく暴れず、フォールも比較的おとなしい。
飛距離も5gという数字から期待したほどではありませんでした。
それでも、着水後すぐ泳ぎ出し、強い流れでも破綻しにくく、実際に魚まで連れてきた。
「タダ巻きだけが効いた」と結論づけるわけではないですが、CD5もF5も食った瞬間はどちらもタダ巻き中だったと思います。
自分にとっては、この「普通に泳ぐ」をきちんと続けるところが一番印象に残りました。
- CD5が合いそう:タダ巻きの泳ぎが好き/シンキングで少し下の層を通したい/昔ながらのバルサミノーの釣りに魅力を感じる
- F5が合いそう:浅い場所を攻めたい/浮力を使いたい/止めたときに浮こうとする動きも楽しみたい
- 別のミノーも比較したい:飛距離やキャスト姿勢、強いトゥイッチでのヒラ打ち・ダートを最優先したい
初心者でもCD5やF5が扱えないわけではありません。
むしろタダ巻きでもしっかり泳ぐので、ルアー自体にアクションを出すことは難しくありません。
ただし、流れに合わせたライン回収やレンジ調整は別です。
渓流ミノーだけでなく、スプーンやスピナーも含めて最初のルアーを考えたい場合は、渓流ルアーの選び方|ミノー・スプーン・スピナー、初心者はどれから?で整理しています。
「昔から名作だから買う」必要はありません。
ただ、この記事を読んでタダ巻きの泳ぎや、古典的なバルサミノーの空気感が気になったなら、その感覚はCD5やF5を試す十分な理由になると思います。










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